ようやくラストです。
東東京 二松学舎大付
帝京がなかなかの勝ち上がりだったので、ようやく復活かなと思ったらダメだった。
東東京の盟主は二松学舎大が定着してきたかな。
ここぞで勝負弱かったのがウソのようだ。
例年通りの強さと見る。２勝ラインといったところで、組み合わせが良ければ８強か。
１勝止まり続いていたので、まずはその殻を破るところからだろう。
日体大荏原が、ここまで上がってきたのは初めて見た。
力をつけてきたのかな。
今大会は都立高が４強に入ってきたのも記念すべきこと。
関一を倒したのは賞賛するべきだろう。今後も期待したい。
西東京 日大三高
西東京の盟主が東海大菅生に移りつつあると感じていたが、三高が意地を見せた。
新参者に盟主の座は簡単には明け渡さんということか。
決勝を見ても、何とかなく菅生の方が強いように思えたけど
ここぞの勝負ところでは三高がチャンスを逃さなかった。
ここが貫禄の違いか。
三高の打線は大したもんだと思うけど、見た感じ投手が普通な感じがするので
２勝ラインで組み合わせが良ければ８強といった感じか。
まあ、でもこの投手で菅生を抑えているんだから意外と打ちにくいのかもしれない。
久我山は残念だった。選抜を見る限り、夏も行けそうだと思っていたのに。
東東京と同じく、都立高が４強進出したのも素晴らしい。
西東京と言えば日野だったけど、富士森か。関西の人間には初耳だ。
決勝進出の２校とは実力差がありすぎたかもしれないが
秋にこの結果を残せば、21世紀枠の有力候補だろう。
選抜ならチャンスがあるので、ぜひ挑戦して欲しい。
兵庫 社
とても面白かった予選だった。
今年は報徳が充実していると聞いていたが、今年の明石商で勝つとは思わなかった。
さすが狭間監督といったところ。監督力の差が出たのだろう。
その明石商を完封した社には驚いた。
毎年、県内２〜３番手グループだが、今年の投手陣はよほどレベル高いらしい。
準決勝の壁を突破して神戸国際との決勝は、全体的に押されながらも
決定的な場面では投手と守備が耐えて、ギリギリのところで優勝できた。
投手と守備については全国上位だろう。
ネットにあがっているだけでも素晴らしい守備がいくつかあった。
そして兵庫県の伝統で、打線は弱いと言える。
この兵庫県野球でどこまで勝てるかというと、２勝くらいか。
８強は組み合わせに恵まれないと苦しいと思う。
ただ投手陣は充実しているので上位まで上がれば強みもある。
兵庫の公立のレベルの高さを示すためにも、初出場でも２勝はして欲しい。
神戸国際は総合的に社より強かったと思うが、細かなミスで負けたと思う。
ここはそういうチームであり、これで隙がなければ何連覇もしているだろう。
スーパー一年津嘉山デビューの大会であり、今後２年間は神戸国際が中心になると思われる。
滝川二も２年の好投手がいて来年も期待できる。
社も今大会を受けて好素材が集まるだろうし、報徳は相変わらず素材が良い。
明石商も好素材が集まるだろうし、監督も曲者だ。
岡田監督就任３か月ではこれといった成果を残せなかったが
そろそろ東洋大姫路も本格的に始動するだろう。
設備も大金をかけて充実させたようだし、今後トップに出てくるに違いない。
このように、ますます戦国時代になっていき、どこが出てくるか予想が難しい。
甲子園１〜２勝クラスが７〜８校いる感じで、全国でもトップクラスだろう。
あと今大会は長田と加古川西が素晴らしい結果を残した。
長田はトップ進学校だし、加古川西は神戸国際と延長まで言っている。
他に社や市立尼崎や明石商もいるわけで、兵庫県の公立のレベルの高さは日本一ではないか。
願わくば全国でも結果を残してほしいと思う。
大阪 大阪桐蔭
思った以上につまらない予選となった。
大阪桐蔭と接戦の学校さえ無い。すべてコールドスコアだ。
履正社が完封されたのだからどうしようもない。
藤浪・森の桐蔭でも履正社には追い上げられたし、根尾世代も危うく負けるところだった。
そういう、ひょっとしたらという要素さえない。
前田抜きで、例年の桐蔭と同レベルという感じだな。
そこに安定感抜群の全国トップの投手がいるのだから、まったく隙が無い。
根尾世代より明らかに強く、藤浪・森世代くらいに盤石と言える。
ただ藤浪は急に不安定になることがあったが（二番手の沢田も全国で通用するが）
前田にはそれさえない。ここまで来ると本大会がつまらなくなる。
１〜２回戦までで、全国トップクラスの投手と当たらない限りは優勝だろう。
そんな学校は５校くらいしかなく、仮に桐蔭打線を３点くらいで抑えられたところで
履正社でも完封されたのだから、勝機は低いと言って良い。
そう考えると、去年の近江は本当によくやったと思う。
あそこで頑張らなければ、この大会は夏春夏の３連覇を見せられるところだった。
予選の注目ポイントは大阪電通大の的場だったが
３〜４点で抑えてくれる期待をしていたものの普通に攻略された。
あとは上宮が珍しく上位に上がってきたのと、
低迷していた東大阪大柏原が復活してきたことかな。
履正社にいた土井が監督就任したらしく、今後に期待したい。
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