■犯罪背景に「乱暴な社会」=社会心理学者が警鐘―安倍元首相銃撃
(時事通信社 - 07月09日 07:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7027418
こうした意見に触れる度に感じること。
「一事が万事」
論理学でいうところの「特殊より一般に及ぼす誤謬」である。
半世紀食傷しているのだ。
「世の中が荒んできている」「優しさが損なわれている」
「ストレス社会が」「14歳の闇」
「背景に乱暴な社会」?
「そうでなかった社会が、かつてあったか」
「乱暴でなかった時代というのはいつを指すのか」
30年、50年、70年・・・300年前?
戦国?鎌倉?平安?
ずっと同じ「反応」を大衆はするのだ。
起きたことの固有の構成要素を捨象し、
皆が共有できる「共同体」「社会」「環境」といった要素へ還元したがること。
怒り、不安、疑問・・・それらを一時的にせよ和らげようとする傾き。
「一を聞いて十を知った気になる」わかり急ぎの心性。
半世紀こうだったからといって、以降も変わらないというつもりはない。
しかし、そうではなくなるという兆しも見えない。
わからなければ、わからないままにするという忍耐を続ける。
ログインしてコメントを確認・投稿する