7月24日、22時30分竹橋を登山者専用夜行バスで室堂まで、日付の変わった25日7時
に室堂着。
室堂です
花が沢山咲いています
食事、身支度後の8時過ぎ本日の宿泊場所である五色ヶ原天場へと出発。
天気は曇り、浄土山、富山大学室堂研究所を過ぎた所で雛6羽を連れた雷鳥親子に出会い微笑ましい姿に嬉しい思いがします。その後龍王岳と鬼岳のトラバース、鬼岳東面の二カ所ある雪渓はアイゼンが有った方が楽で安全ですがステップを小屋の方が切ってくれていますので朝早い時間でなければ無くても通れ無いことはありませんでした。
画像左側に雛が写っています
二つ目の雪渓トラバース
ザラ峠
その後、獅子岳から標高差約400m弱下った所がザラ峠、ザラ峠は昔12月に佐々成政も通ったかもしれない峠、その当時はどのような状態だったのだろうかと思いながら少しの休憩後再スタート、少しの登り返しで五色ヶ原山荘と五色ヶ原天場の分かれ道に、その分かれ道にはテント代は翌日出発の時でも良いとの書き込みが、テント場所が広い為なのだろうけれど優しさを感じるテント場管理の小屋だな〜です。素直にテント場直行、テント場には水場、トイレが有り翌日まで小屋には行きませんでした。
天場と小屋の分岐
もうすぐ五色ヶ原
今回の山行きの2代目標が五色ヶ原のテント泊と北アルプスの私自身の未踏峰薬師岳です。五色ヶ原は私が勝手に思い描いていたほどの広さはありませんでしたがチングルマがそこかしこに咲く綺麗で良い所でした。(狭い訳ではありません)
チングルマの花が直ぐそばまであります
ここにテント泊してみたかったのです
とにかく沢山咲いています
初日定番の焼肉とウイスキー
26日スゴ乗越へ、昨日のテント場使用料を払う為五色ヶ原山荘へ寄り、鳶山、越中沢岳、スゴの頭を超えスゴ乗越小屋ですが、標高差ではキツイ越中沢岳までよりスゴの頭を超え小さなピークをいくつか超えるスゴ乗越小屋までの方がキツク感じました。スゴ乗越小屋の天場はそれほど多くのテントを張れるスペースはありません。しかし、この日は10張程度、余裕を持って張る事が出来ました。19時位から雨が降り出し憂鬱になりながらの就寝となりました。
スゴ乗越天場
スゴ乗越小屋
槍ヶ岳
27日薬師峠へ、朝起きるとまだ雨が降っていて雨の中テント撤収、スタートして15分後位に一旦止みカッパから解放されその後数時間は何とか降らずにいましたが北薬師岳山頂着と同時に再び降り始めその後はしばらく本降り、もう一つの目的であった薬師岳山頂では全く景色が有りませんでした。残念ですが無事山頂に立てた事を良しとしました。
薬師岳から下り、薬師岳山荘で簡単な食事を摂り薬師峠に着きましたがこの日最高の土砂降り、テント場の設定に時間が掛かりましたがなんとか設営。しかし、テントの中まで水溜りが出来るほど、タオルで水を何度も吸い取りその上に濡れないようにしていた薄い銀マットを引くと何時もと変わらぬテント内となり全てを着替えた後、持参ウイスキーで至福のひと時を過ごしました。
北薬師岳
薬師岳山頂
何も見えません
チングルマの綿毛
薬師峠天場と言う名前だと思っていましたが違いました
28日折立へ、昨日テント設営後から降ったり止んだりしていた雨も朝には止んでいました。夜中に一時的に星も見えましたが天候は曇り、びしょびしょのテントを撤収し太郎平小屋へ、6時30分に着くとスタッフ、泊り客が小屋前でラジオ体操をしていました。私も加わり予定外の時間ロスでしたが気持ち良かったです。しばらく木道の気持ち良い歩きが続きますが徐々に傾斜が増して行き三角点以降は地図上に急登と記載されている下りでしたが先月南アルプスの大門沢を下った私にはそれほど急とは思えませんでした。途中青い有峰湖やキスゲの花を観ながら10時20分折立に到着。11時45分、やはりハイカー対象に運航している専用バスで新宿まで、途中立山グリーンパーク吉峰で露天風呂に入り新宿着20時、自宅着21時半、今回の前夜発三泊四日の山旅が終わりました。
太郎平小屋
折立に下山しました
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