何故だか母親と一緒の自動車旅行の途中、休憩所に寄ってコーヒーを頼むと、濃そうな粉を詰めた濾過器を、大きなマグカップの湯に丸ごと浸けた不思議なものが出て来て、熱いよ、これ、どうやって飲むんだろうとぼやきつつ、しばし店内を見回せば、傍らのテーブルには、炭のように真っ黒な肌のビジネスマンが二人居て、カンボージュ(カンボジア)?と尋ねるから、カンボージュじゃねぇ、日本人だ。ニッポン!と念を押しておいて、コーヒーの飲み方がやはり不明なので、カフェの兄ちゃんに、教えてくれと頼むと、こうやって引っ繰り返して、底に残ったコーヒーの粉が描く模様を見る…と説明する。
それはトルコ・コーヒーの上澄みを飲み終えた後にやるコーヒー占いだろ。そうじゃなくて飲み方自体が分からんのだが…と云っているうちに覚めた。午後5時過ぎ。
2022.10.26
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