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2022年01月13日23:27

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言語化できない魅力 (#482)

side A
1. Back in Black / AC/DC
2. Toussaint l'Overture / Santana
3. エイリアンズ / キリンジ
4. Dear Life / Beck

side B
1. Buzzle Bee Ride / Cero
2. コーヒー / Flower Flower
3. Worldend / ねごと
4. After the Party / Kirinji
5. Superstition (live) / Beck, Bogert & Appice

bonus
1. Sleeping on the Sidewalk / Queen
2. あなたがいるなら / Cornelius
3. Reactor / GoGo Penguin

年またぎでせっせと書いていた今年の初仕事がひととおり完了、ようやくウォークに出ることができました。
暮れ前には組み上がっていたレベル1の最新巻、これもかれこれ第19集となるのか…と思うとなかなか感慨深いものがあります。90年代はじめ、カセットデッキの不調を機にMDに切り替えた頃に第1集〜3集をまとめて組んで以来営々とやってまいりましたが、だいたい1.5年に1巻のペースで作ってきたことになります。ちなみに1巻組むのに要するCDの枚数はだいたい100枚というところ。
100枚から20何曲を厳選するわけですからもちろんオキニ中のオキニ・ナンバーがずらりと並んでいるわけですが、今回は特に曲順がなかなか(オレらしくなくて)いいんじゃないだろうか、と。
そういうわけで、帰省帰りの新幹線ですでにランスルーを済ませてはいるんですが、あえてこの曲順を紹介するべくウォークに使ってみようかと。今日は「前半」の12曲です。

このシリーズの120分プレイリストを組むうえでは「アナログ2枚組にも3枚組にも充てられる」ということを心がけている(?)のですが、
今日の12曲に関してはちょうど4曲ずつのA→B→C面というイメージですね。つまり上記のBラス迷信は「C面トップ」というのが本来の姿です。
今回は曲を並べていく中で「同じ時代の曲」や「近いカテゴリーの曲」をあえて隣接させてみることにしました。A面1-2、C面1-2が70年代ロックです。
あ。バック・イン・ブラックは80年だったっけ…。

こういう並べ方のほうが流れがスムーズになるというか、たとえば「コーヒー」と「ワールドエンド」なんかはあえて並べることで互いの魅力がより引き立つ関係になるような。とにかくB面のJポップ4曲は珠玉の組み合わせ、流れを生んでいるように思います。

わたくしにとって10年代のJポップはもう一つ素敵な時代ではなかった気がしているのですが、そんな中でねごととFLOWER FLOWERは本当に大事な存在だったなあとつくづく思うこの頃。「だった」というのはもちろん、ねごとはもう解散してしまいましたし、FLOWER〜のほうもおそらく1st、2ndで示された才気を取り戻すことはもう難しいんじゃないかなあと思っています。つまり彼らは――
あの時点で、もっと激しく成功していなければならなかったのでしょう。

最近は最新の音楽をただ紹介するだけでなく、掘り下げて分析するタイプの番組も(関ジャム以外にも)けっこう増えてきている気がしますが、
この2組を取り上げたものって、ほとんど見かけなかったような。なんでだろうなー。オレがいいと思うモノって、世間のニーズにはぜんぜん合致しないということなのかなー。

いや、こういうことなんじゃないかと今思いついたのが、
さっき書いたような番組で特定のアーティストを取り上げる場合、そのためにはその音楽の魅力をひと言で伝えるキャッチコピーというものが必要になってきます。つまり何らかのエキセントリックな個性を持ったアーティストが取り上げられやすいということになる。たとえば、BiSHが紅白に出るまでになったのはまさにそういうライン上の出来事なのではないでしょうか?
しかし、本当に良い音楽の魅力というものは、まさに言語化できないところにあると思うのです。いや、もちろんどちらのバンドも歌詞が重めの音楽を作っていますよ。でもそれらは決して「キャッチコピー」に還元できるようなものではない。
(このパラグラフにはBiSHさんをディスるような意図は全くありません。念のため)

それにしても、以前も書いたように関ジャム等とは対照的な音楽観で誌面を展開していると思われるミュージック・マガジン系の雑誌でも、あまり見かけたことがないんですよね。解せないなあ…。
ちなみにキリンジやKirinjiはどちらのメディアでもよく取り上げられてる気がしますが。
まあいいのよ。次は後半60分を紹介するから待っとってね(笑)。

今日は80.5kg。はっきり言って正月太り後の調整期にありますので、ちょっと吃驚するほど下がったというイメージです。
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