「大洪水、火事、コロナ」にもめげず怯まずマラッカ移住生活は続く

12月中旬のマレーシア大洪水は100年に1度の大規模な自然災害で、全国各地に甚大な被害をもたらした。旅先でこのニュースを知りネットで被害状況を調べ、居住地に被害がないと確認し安堵した。コロナ禍が終息しない状況で洪水被災者が避難場所に密集することに保健省は頭を痛めている。日系工場も操業中止に追い込まれ、コロナ禍に続いて起きた大洪水被害による損失額は甚大である。

12月12日就寝前、門の呼び鈴がけたたましく鳴った。門の鉄格子越しに隣の息子がこちらを覗き込み「お宅に引火して爆発の恐れがあるので、至急逃げてください」と叫ぶ。隣家の配電盤が火を噴いて家族全員が道路に避難したとのこと。私と家内もスマホだけ持って道路に出た。半時間ほどで消防車2台が到着し、放水して小火を消し止めた。直後に電力会社が復旧工事をして、深夜に隣人家族は自宅に戻った。正に寝耳に水の事件だった。

先月から家内がスマホを使い始め、保健省コロナワクチン接種アプリ上で私の扶養親族扱いから独立して、家内は自分のスマホで接種済みの電子証明を提示できるようになり、公共施設や店舗の入館チェックがスムーズになった。先日コロナPCR検査を受けたら、２日後には保健省コロナ感染アプリに「Covid-19 Negative（陰性証明）」と検査結果が表示された。

今月、マレーシア移民局でMM2H(Malaysia My 2nd Home)長期滞在ビザの更新をした。移住10年目で次の10年更新申請が承認されるか不安もあったが、結果オーライだった。移民局への道は遠く、申請からビザ発給まで往復280km のハイウェイを4回通った。申請はネット予約、ビザ料金支払いはクレジットカード、と政府機関の電子化は進んでいる。