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2021年10月19日10:52

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安倍元首相は「闇将軍」になれるか ストレスは耐えがたいが、権力は捨てがたい

■安倍元首相は「闇将軍」になれるか ストレスは耐えがたいが、権力は捨てがたい

           
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 衆院が解散され、この秋は政治の季節となった。政界で「闇将軍」といえば、ロッキード事件発覚後も絶大な政治力を行使した田中角栄元首相だ。岸田文雄政権が誕生したが、安倍晋三元首相、麻生太郎自民党副総裁、甘利明党幹事長の「3A」の影響が強い内閣と世間に受け止められている。「安倍かいらい」ともやゆされるが、内実はどうか。2度目の内閣退陣後、再び活動を活発化させる安倍元首相は、キングメーカーとして「令和の闇将軍」となれるのか。

 「宏池会(岸田派)は死滅したも同然ですよ」。そう嘆くのは、元参院議員の平野貞夫さん(85)である。1957年、池田勇人元首相が創設し、自民党の派閥で最も長い歴史を持つ宏池会。平野さんは国会議員の前は、59年から衆院事務局職員として33年間勤務し、その間には池田氏と共に宏池会を作った前尾繁三郎元衆院議長の秘書を務めたこともある。「私のように池田さんや前尾さんに接したことのある人間はもうほとんど生きていないと思いますが、宏池会を作った政治的な意味は、岸信介元首相の影響を受けた政権を作らせないこと。つまり、憲法改正をさせないことです」

 安倍元首相は言わずと知れた岸元首相の孫。2017年5月3日には、憲法9条に自衛隊の存在を書き加える改正案を打ち出すなど、祖父と同じく改憲論者だ。「岸田さんは自民党総裁選で憲法改正を主張しました。あれは安倍さんに気を使ったもので、はっきり言ってはいませんが9条改正のことでしょう。それではもう宏池会とは言えません」と平野さん。岸田政権誕生を後押しした安倍元首相におもねる現宰相を批判するのだ。

 岸田内閣では、安倍元首相の出身派閥である細田派から、竹下派と並び最多の4人が入閣。党役員人事でも高市早苗氏が政調会長に就任するなど、「安倍人事」とも呼ばれ、キングメーカーとして存在感を存分に発揮したようにも見える。だが一方で、安倍元首相は人事に不満を漏らしているとの声も聞こえてくるが、真相はどうなのか。



※毎日新聞より
2021/10/18

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