18980814 NO4902 財政顧問と軍事教官に関する件
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011_0040_0250 駐韓日本公使館記録 11巻 四. 加藤公使時代極秘書類 (25) [財政顧問と軍事教官に関する件]
文書題目 (25) [財政顧問と軍事教官に関する件]
文書番号
発信日 Given in Tokyo、 8/14、 0. 35 p. m. ( 1898年 08月 14日 )
発信者 Nissi （＊外務大臣 男爵 西徳二��）
受信日 Rec’d at Seoul、 8/14、 8. 35 p. m. ( 1898年 08月 14日 )
受信者 Koshi、 Seoul （＊特命全権公使・加藤増雄）
(25) [財政顧問と軍事教官に関する件]
Koshi、 Seoul
在露公使 telegraphed:
In reference to your telegram 10 and 13、 1 have made a proposal some time ago that the nomination of financial adviser should be left to Japan and that the military instructors to Russia. Russian Minister for Foreign Affairs now says、 their engagement being such by the will of Corean independent sovereign、 Russian Government can do nothing about it. But they are willing to consider the terms of the Contract of the financial adviser and desire Japanese Government to suggest formal regainment thereof.
It appears to me Russian policy has not given a change since the recent finish of event in the East、 for what Russian Minister for Foreign Affairs now says is nothing more than admittance of what we demanded before he had insisted overture for the mutual understanding and is practically the withdrawl of the latter.
Nissi
Given in Tokyo、 8/14、 0. 35 p. m.
Rec’d at Seoul、 8/14、 8. 35 p. m.
〈＊私訳〉
ソウル公使（＊宛）
以下、ロシア駐在公使からの電文である。
「閣下（＊外務大臣）の電文第10号及び第13号と関連し、私は数日前（＊ロシア外務大臣に）、財政顧問の任命は日本に、軍事教官はロシアに、それぞれ任せることを提議した。ロシア外務大臣は現在「彼らの雇用は韓国の独立した主権者としての意思により決定されるものであるから、ロシア政府はその問題に関して何も言えない」と言っている。しかし彼らは財政顧問の契約期間は考慮する用意があると言い、日本政府がその問題を再び取り扱うよう正式提議することを希望している。
私は東洋にあった最近の事件が終了したと言っても、ロシアの政策は変わっていないと考えている。なぜならば、現在のロシア外務大臣の言葉は、彼が相互理解のため正式に提議すると主張する以前に我々が要求していた事を認めたに過ぎず、実際には彼の主張を撤回することになる。」
西
東京 発信, 8月 14日 午後 0時 35分
ソウル 受信, 8月 14日 午後 8時 35分（＊八時間後）
〈＊尾上敏子 韓国語訳から和訳〉
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