第15話 「ホラ吹き娘の親孝行」(2009年)
※TBSチャンネル
エバタンは百姓の嘉助。
水戸光圀(里見浩太朗)は高千穂でホラ吹き少女、佐伯千草(森迫永依)と出会う。
千草は庄屋の家に厄介になっている。
以前は父の佐伯甚左衛門(上杉祥三)と2人で暮らしていたが、
三か月前に、郡代の大黒九右衛門(原田大二郎)の不正を暴こうと
仲間と密談をしているところを
千草の不注意で郡代の手下どもに踏み込まれてしまい
甚左衛門と平岡信之介(宮澤寿)だけが
深い傷を負ったまま行方不明になってしまった。
千草は平岡を洞窟で匿っていたが
それを隠すためにホラを吹いていた。
郡代の悪事がすべて書かれている裏帳簿を持った
甚左衛門がどこにいるかというと。。
水車小屋。
エバタンが食事を持って入ってくる。
甚左衛門が横になっている。
甚左衛門「平岡信之介・・・もう三月(みつき)だなぁ・・・」
エバタン「甚左衛門さま、お食事を」
エバタンは囁くように話しかける。
略
甚左衛門が立ち上がり出掛けようとする。
エバタンが飛んでくる。
エバタン「佐伯さまぁ。そのようなお体ではまだ無理でございます。
それに・・城下では郡代の厳しい目が・・」
甚左衛門「いや、頼む、高千穂へ参る!」
無理矢理立って行こうとする。
エバタン「いや、こんな夜に」
エバタンは祥三の両腕を握り
「でわ、わしが、お供いたします」
手を放して一礼。
甚左衛門「嘉助!何を言う!」
エバタンを振り払おうとするが、エバタンは甚左衛門から手を離さない。
エバタン「佐伯さまがわしら百姓のために命を懸けておられるというのに。
こっから、出す訳にはまいりません!」
両手で通せんぼをする。
甚左衛門「嘉助!」
またしてもエバタンを振り払おうとする。
それでもエバタンは手を離さない。
手を握りながら、
エバタン「百姓の家に隠れながら、高千穂までは、わしが、送ります」
甚左衛門「嘉助・・」
略
エバタンと甚左衛門、早速目撃される。
役人「山を越えようとしていた?」
村人「はい。侍の方は片手を吊り片足は引きずっているような」
役人「佐伯だ」
ついに見つかった(その様子を隠れて見ていたお娟(由美かおる)
エバタン「よいしょ」
小さなエバタンが長い木の棒をつき
デカい甚左衛門を抱えながら山道を歩く。
役人がやってきたのに気づきエバタンは両手を開いて庇う。
役人に囲まれるとエバタンは棒で戦おうとするが、
甚左衛門がグイっと前に出る。
そして刀を抜こうとするが捕まってしまう。
甚左衛門が前に出た拍子にエバタンはひっくり返ったが
すぐに立ち上がり棒を持って
「ヤロー」と戦おうとする。
しかし役人に邪魔だ―!と蹴とばされて
「うわー」とまたひっくり返る。
上から忍者姿のお絹が飛び出してきた。
エバタンの上を跨いで役人の方に走って行く。
甚左衛門を奪還すべく戦う。
弥七(内藤剛志)も参戦。
奪還成功。
木に縛られる役人たち。
弥七「しばらくここで大人しくしてな」
甚左衛門「あなたたちはいったい」
お絹「それより娘さんが高千穂で」
甚左衛門「千草が!?」
そのやり取りの横で長い棒を持って立っているエバタン。
弥七におぶさって高千穂に行く甚左衛門。
エバタンは高千穂にはいかなかったようだ。
エバタン終了。
ラス立ちに福ちゃん。峰さん。
(2021年3月21日)
(2021年5月12日)
ログインしてコメントを確認・投稿する