「新日本製鋼」への道（夢）

深い轍の跡にチャリの前輪がはまって転びかかったりしながら帰社を急ぐも、毎度のことながら道に迷った。
柵の内と外で向かい合って立ち話していた二人の農夫に、「新日本製鋼」への行き方というより戻り方を尋ねるが、尚も埒が明かず。
左の方へグルっと曲がって行く登り坂で、車など通れない狭い道…などと説明しても分かるはず無かろう。
先日、何とかを集めて持って行けば、白い塊一つで５０円もらえる資源回収キャンペーンをやってた会社かい？とおじさん達が聞くので、「そこです」と答えておいた。

さて、かつての同級生の家がパーティー会場なので、頼まれた物を持参する。
この人は、もしや…と思われる若い女子が、道に面した広いガラス張りの食堂へ入るに続いて入り、博子さんの娘さん？と尋ねれば、ハイという返事。そうだろう。顔がそっくりだもの。

「私は、あなたのためのワクチンを持って来ました。今から作ります！」と宣言して作業を始めるところで覚めた。

この10月から臨床試験が開始される国産レプリコンmRNAワクチンの解説を読みつつ、30分程眠ったようだ。

レプリコンは、打込むと、先ず、RNAを増やすための酵素が増え、その酵素が更にRNAを増やし、それに連れて偽抗原（ウイルスのスパイク部分）が増え、それをウイルスと誤認した免疫系が抗体を作り出す…
という作用機序の自己増殖型ワクチンで、接種量は限りなく少なくて済む。例えばバイアル三本の中身（127g）を希釈した注射液で、ほぼ日本の全人口1億2000万人に投与できるくらい。

2021.10.15 8:30