第107話「裏通りの鼠たち」（1976年）
※BS日テレ
エバタンは政五郎。
聖天の熊造の手下。
玄兵ヱ長屋は食い詰め者の吹き溜まり。
そこに住んでいる狐の芳造(沖雅也)は男前で
悪事を重ねても捕まったことがなく
近所の悪ガキの憧れの的。
ある日、悪ガキの1人金太(雷門ケン坊)が
伊勢屋の煙草入れを掏ったことから一悶着が起きる。
その場は伝七のおかげで収まったが、
沖雅也が伊勢屋に赴き、脅して10両を巻き上げる。
その際「これは詫び料」と一筆書かせる。
伝七に訴える伊勢屋。
しかし、あんたにも非がある。
一筆書いたので注意はするがお縄にはできない。
と言われ伊勢屋は怒って自分で何とかすると出ていく。
伊勢谷は聖天の熊造（江見俊太郎）に仕返しを頼む。
江見は手下を使って沖雅也に闇討ちを仕掛けるが
3人の手下を返り討ちにされる。
玄兵ヱ長屋にエバタンを先頭に聖天一家の男衆が大勢やって来た。
悪ガキたちが集まっている家に入ると
ガキたちを一斉にボコボコにする。
エバタンは
「おい！芳造（沖雅也）にこう伝えな！
色を返してほしければ六つ時に法然寺にきな。
こない時はこの娘を弄ぶ！」
と沖雅也の女を連れて行ってしまう。
伝七は聖天の江見のとこに赴く。
なんでえなんでえと江見が出てきた。
その後に続いて睨みをきかせたエバタン。
女を連れ去ったことを問うがとぼける江見。
そこに伊勢屋の番頭が旦那様がさらわれたと飛び込んでくる。
江見と手を組んでいることを知られたくない
伊勢屋の番頭はしどろもどろになってしまう。
略
聖天一家を見張る伝七。
籠を連れて男たちが出ていく。
よく見るとエバタンがいない。
あれはきっと囮だ。
伝七の言う通りアレは囮。
エバタンたちは裏からそっとでていく。
待ち合わせの寺、誰もいない。
「来たら殺されるってわかっているんだ。
逃げをはったんっじゃないか？」
エバタンが言ったら沖雅也がでてきた。
伊勢谷の旦那は木に括られていた。
女と交換だ。
旦那と女を交換しようとするが途中でケン坊が女が偽物と気づく。
乱闘が始まろうってとこで
伝七が女を連れてやって来た。
女は沖雅也のトコにあんたーと走り寄る。
なにかされなかったか？
優しく女に聞く雅也。
女は聖天の江見の方を見て
あいつに・・・
ケン坊がチクショーと短刀で江見を刺す。
ケン坊は女が好きだったのだ。
エバタンは
「このガキ」と
ケン坊を刀で斬りつけるが、ケン坊はエバタンも刺す。
エバタン死亡。
沖雅也が仕置屋の市松にしか見えなかった。
性格はちょっと違った。
（2021年4月15日）
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