岸田派　の雑感

■自民・武井俊輔氏が同乗の車、六本木で当て逃げ容疑
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武井の所属する派閥は宏池会、いわゆる岸田派。岸田派というと、最近になって当選８回の宮腰光寛と当選６回の三ツ矢憲生といったベテランが、相次いで次期衆院選不出馬を表明している。

さらに派閥Ｎｏ．２である参院の林芳正も、二階幹事長率いる執行部の反対を押し切って、二階派の幹部　河村建夫が現職を務める山口３区への鞍替えを強行しようとしていて、分裂選挙の可能性が高まっている。ただでさえ先の参院選で所属議員が４人落選している岸田派、この上さらに林が落選したりすれば目も当てられないことになる。

せめて、河合案里に奪われていた　岸田のお膝元である広島選挙区を、河合失職後の補選で奪回できていれば良かったのだけれども、これも岸田の陣頭指揮の甲斐もなく野党連合に持っていかれている。総裁選での大敗もひっくるめて、どうにも岸田派に良くない流れができている感じがする。

そんな中での、武井同乗の車での　秘書の当て逃げ事案。これで武井の次の衆院選出馬はほぼなくなり、岸田派はまた１議席失うことになる。

衆院岸田派は、いわゆる足腰の弱い１〜２回生の比率が高く、安倍政権時代に比べて党支持率が低下している次の衆院選では、それら１〜２回生がどれだけ生き残れるのか分からない。安定して票の取れていた武井には期待していたはずで、岸田派にとっては本当に痛い話だなと。