作品としての「エヴァ」は単なるアート、もしくはショーである。
初めてアニメ動画を作るシロウトはただただ面白い動画を作ることのみに傾注した内容の無い作品を作りがちですが、アレをプロがカネかけて作ったらこうなるんだぜ
というモノなのだと思います。
そう割り切ってみると「エヴァ」はホントに名作です。
庵野秀明が学生時代に作った「ウルトラマン」から着々と進化を続け到達した「シン・エヴァ」を見よ!という感じですね。
でも中身は無い。
ただ自分が作りたい映像の為にそれっぽいストーリーをでっち上げたものの、そこに確固たる物語は無い。
しかし私はその外側に物語を見ました。
「Q]の予告編で列車の横を走り抜けるエヴァを見て私は気が遠くなりました。
あんなデカいモンがそばを走ったりしたら振動で列車は脱線します。
テツのくせにそんなことも判らんのか
それにあんなデカいもんが全力疾走したら少なくともブン回してる腕の指先ぐらいは音速超える、もっとましな演出は出来んのか?と。
しかし上映された「Q」の当該シーン、列車は無くソニックブームで災害級の豪風と化したエヴァの姿が描かれたのでした。
「カントクくんが自分の演出を変えた
」と私は驚きました。
その事にカンドーさえしました。
その後だいぶ間は空きましたが完結作はかなりムリヤリ感は有りますが、大団円を迎えた格好になったと思います。
その為にカントクくんがどんだけ他人の意見を聞いたのかと考えると目頭が熱くなります。
コミュ障の傾向がある碇ゲンドウ・シンジはカントクくんの分身であったのだと思います。
カントクくんが人々と融和していく物語が「エヴァ」という作品に反映されて行く様を私は見たのだと思います。
良かったね、カントクくん
と心から思いました。
伏線がほとんど回収されず謎設定に満ちた内容を何も考えず、あるいはツッコミ入れまくり〜でただエンターテイメントとして楽しむ為の作品。
それが「エヴァンゲリオン」なのだと思います。
映画『シン・エヴァ』急きょ、新映像公開 印象的なセリフで構成された90秒
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=6560425
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