来週末のリコーディングの為に、
オーストリア大使の息子さんとの練習は続く。
2時間のリハーサル。
ピアノの連弾は1曲20分強だから、練習だけで時間がかかる。
ページめくりはページによってどっちがするか変わる。30ページほどあるから大変。
手の位置が重なるところを把握して、お互い譲り合う。
速度、強弱のタイミング。
ペダルを譲る場所。
お互いの音のバランス。
2人であれだこれだと提案しながら練習。
毎週綺麗にまとまってきているのを感じる。
パーフェクトになんて出来ないけど、せっかく2ヶ月以上も2人で練習を重ねてきたから
その集大成として、頑張って良い曲に仕上げたい。
彼は大学生で試験中。
練習時間が作れないので、できる時にやれば良いと思う。
楽しめる程度に、プレッシャーを感じないように、、、
リハーサルも楽しくできるのが1番良いと思う。
チェロとピアノのデュエットは、問題なさそう。
チェロの腕前がいいから、私のピアノ伴奏はそんなに問題ではないみたい。
でも、もちろん息が合わないと綺麗に揃わない。
チェロ演奏の息遣いを聞きなら、ピアノ伴奏。
一人で練習するのと感覚が違うから、時々音符が頭の中から抜けちゃう
やはり経験を重ねて成長するんだな、、、って思った。
今回は仕事としてではなく、自分が今まで経験した事ない曲に挑戦して
楽しむために引き受けた事。
はじめは彼のお母さんが押し付けてるのかな?なんて思ってたけど、
最近は彼も練習を楽しんでるのを感じる。
自分の意見とかも積極的に言い出してるし、意見を聞くと音楽通な事ばかり。
ピアノもチェロも大した腕前だよ!!
本当はプロになりたかったんだって。でも大学では別の勉強もしたかったんだって。
私もはじめは遠慮して演奏してたけど、お互いがどんな人物か分かり出したら
お互いどんどん提案が出てくる。
まだ覚えてるよ、、、1番初めの練習の時、お互いの実力が分からなかったから、
恐る恐るゆっくりと弾いてた
お互いが尊重し合って出来上がる曲って、いい感じになるよね。
ピアノ弾く人って、結構強引だったり、自分が一番!って人が多いよね。
人の演奏に文句ばかり言ってくるのよ。私もそんな人に出会ったことがあるわ。
きっと彼はそれを心配してたのでしょう。
私はそんな事しないです! 与えられたものは弾くけど下手だし、、、
でも、その下手に対して消極的になることはない。
下手で消極的な演奏は、もっと下手に聞こえるから
下手でも自信満々で弾くと形になる!!
このレコーディングのあとは彼は別の国の大学に戻るらしい。
寂しくなるなぁ。
もっと他の曲を練習したかった、、、
いつかまたオマーンに来たら、一緒に弾こう!
その間、違うパートナー見つけよ〜
なかなかここまで弾ける人が見つからないんだよね。
ブルガリア人の友達、、、、嫌がるかなぁ。
練習に行ってもお酒飲むのがメインになりそうだわあ。
プロになると、練習しなくても弾けちゃうんだよね。
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