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2021年03月21日10:03

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『モンテッソーリ 子どもの家』感想

〜世界中で実践されている教育メソッド「モンテッソーリ教育」の魅力と子どもたちの成長をつづったドキュメンタリー。20世紀初頭にイタリア出身のマリア・モンテッソーリが考案し、世界中に普及したモンテッソーリ教育。ルーベにあるフランス最古のモンテッソーリ学校の幼児クラスを2年3カ月にわたって取材し、2歳半〜6歳の子どもたちがユニークな教具で自由に学ぶ姿、そして彼らが成長していく中でふと訪れる魔法のような瞬間を映し出す。日本語吹き替え版ではマリア・モンテッソーリの声を本上まなみ、アレクサンドル・ムロ監督の声を向井理が担当〜<映画.comさんより>

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人生初のママ友と出会えたのが、このmixi。
彼女は教育熱心で、私が知らない事&知ろうともしていなかった事を次から次へと教えてくれたものです。
その中の一つがシュタイナーやこのモンテッソーリ教育。

当時は、どうにも私はピンとこなかったので、彼女の話も、サラッと聞いていただけマル秘あせあせ
あれから約10年・・・ようやく、その教育法の全貌を知るということに。

子供たちがたくさん(28人?)出てきますが、メインはポスタ―にもなってる子、ジェロ。
やっぱり可愛いし、そのキャラといい、絶妙な成長加減といい、この作品にはもってこいだったようで。

とにかく、まあ、驚きの連続です。
教室には、花の茎を切るしっかりとしたハサミもあれば、ちゃんと熱くなるアイロンもあれば、マッチまで置いてあります。
あと、そう、ジェロが頑張っていた、オレンジ絞り器も。
日本だったら、幼児クラスに、こういうものって、あり得なくないですか?

モンテッソーリ教育では、子供たちが行う作業は「お仕事」と呼ばれています。
「遊び」ではないのです。
そこで行う事は、生活に直接関連したものばかり。生きていくために必要な数々のお仕事。
お仕事に没頭しているお友達の邪魔をしてはいけません。

何かを学ぶ時、ただ聞いてるだけでは子供は飽きてしまうので、聞きながら手を動かすことを指導していて、これには納得。
文字を覚える時も、文字版ひとつひとつを指でなぞって、その文字の形の感触から覚えさせるようにしていて、これも面白いなあと。

考えに考え抜かれた豊かな教材の数々。
優れた教材さえあれば、子供たちはそこから自然とたくさんの事を学んでいけます。
(個人的に好きだったのは、ボタンやファスナーを留める練習ができる教材)

先生たちは、一歩引いて見守っています。
1人の子と相手をしている時は、他の子とは話しません。
基本1対1で、1人の子供に自分を独占させます。

※予告編
https://youtu.be/SZL5egQX0GE

ちょっと気になったのが、この子たちは、お昼は何を食べているんだろう?って。やっぱりお弁当かしら?
あとは、全く出てこなかったけど、費用。
日本は?とちょっと調べたけど、いや、これ、手が出なさすぎあせあせ(飛び散る汗)

面白かったんだけど、欲を言えば、この子たちのその後も見たかった。
かつて、この教育を受けた人々のインタビューとか。
素晴らしい教育だなって思ったけど、ネットで見たある感想では「でもこの子たち、団体行動とかは苦手なんじゃないの?」という声も。なるほど。
それでも、たくさん目が点になったので、観れて良かったです。4つ☆
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