リヨンの給食の肉料理停止　のメモ

仏リヨン市、学校の食堂から肉を排除　政府が市長を批判
https://www.bbc.com/japanese/56150435

・昨年のフランス統一地方選挙で、エコロジストの緑の党所属の新市長が多く誕生した。
・緑の党の新市長たちは、「ツール・ド・フランスは環境に悪いので誘致しない」「クリスマスツリーは　伐採によって死んだ木なので　市として飾るつもりはない」など、一般国民の民意から逸脱した、急進的な発言で物議を醸した。
・今回のリヨンの肉抜き給食騒動は、こういった一連の流れの上で起きている。

・リヨンの給食は、主菜を肉と魚の２種類から選べる形式。
・肉を選ぶほうが多いだろうと思いきや、宗教や信条から魚を選ぶ人も結構いて、割合的には五分五分。
・市の主張は「主菜を一種類に固定することで、配膳の際の手間を　大幅に省くことができる。それは配膳係のソーシャルディスタンス確保につながる」「前菜の卵と主菜の魚で　動物性タンパク質は十分に確保できている」「同じ措置は、非エコロジストであった前市長の際にも行われている」というもの。
・しかし、市長がこれまでにもツール・ド・フランスに批判的な発言を繰り返すなどしていたため、「あくまでコロナ対策である」という主張は　決して額面通りには受け取られていない。