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2021年02月24日18:18

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ふたりが過ごした4年間

今日はMOVIX川口で「花束みたいな恋をした」を観てきました。

監督:土井裕泰

配役(役名):菅田将暉(山音麦)、有村架純(八谷絹)、清原果耶(羽田凛)、細田佳央太(水埜亘)、押井守(押井守)、オダギリジョー(加持航平)、戸田恵子(八谷早智子)、岩松了(八谷芳明)、小林薫(山音広太郎)他。

感性がピタリと合った男女の出会いから別れるまでの4年間を綴った物語です。

ファミレスでそれぞれの恋人と会っていたかつての恋人だった麦と絹は偶然再会し、話は2人が出会った頃に遡ります。

大学生だった2人は周囲に引きずられる生活を送っていて、明大前駅で同じ日に終電を逃します。
同じく終電を逃したカップルと喫茶店でしばらく時間を潰すことにし、麦と絹は趣味が合い意気投合した末、カラオケで時間を潰してから麦は絹を自分のアパートに連れて行きます。
麦の本棚を見た絹は自分の本棚とほぼ同じだと呟き、夜を明かしてから絹は麦をミイラ展に誘い、その日は分かれます。

ミイラ展の帰りにファミレスに入り話は弾み、その後は会うたびに2人は終電の時間まで過ごし続けますが、互いに思いを伝える機会を逃していました。
しかし、ファミレスで店員が頼んでもいないパフェを持ってきたことから気持ちを伝える事が出来た2人は3日間を麦の部屋で過ごします。

麦はイラストレーターを目指していましたが、絹は両親の希望通りに就職活動を始めます。
企業の圧迫面接と両親の重圧に苦しむ絹を見て、麦は新しい部屋を借りて2人で暮らすことにします。
2人の仲は益々親密になり、捨て猫を飼い始め、やがて2人と大学を卒業してフリーター生を始めます。
そんな時、絹の両親が訪れ、普通に就職することを勧め、更に麦の父親が訪ねて来て長岡に帰ってくるよう勧めますが、麦は東京で暮らしたいと言い、麦の父は仕送りを停止し、イラストの単価も下がり、麦はイラストを描きながら就活を始める事にします。

簿記2級を取った絹はクリニックの事務職として働き始め、麦は物流会社への就職が決まります。
生活が安定するかに見えましたが、麦は仕事で忙しく2人の時間は減ってゆきます。
そんな生活に互いに苛々するようになり、2人は価値観がズレてきていることを感じていました。
そんな折、絹は友人のツテで知り合ったイベント会社の社長・加持と知り合いイベント会社に転職したいと言い出します。
麦は今の職場で堅実に働くことをを希望しますが、絹の心は決まっていました・

ある夜、久しぶりに麦が絹を求めてきますが、2人の心は別れ方を模索していたのでした。
2人は友人の結婚式に出席し、それぞれが友人に恋人との終焉の相談をしていました。
式が終わり、2人は横浜の大観覧車に乗り、カラオケを楽しんだ後ファミレスで4年間の世界つを終わらせる話を始めます。
しかし、麦の決心は揺らぎ、愛が冷めても家族になりたいと言い出します。
麦の心も揺らぎますが、そんな時に亘と凛という若い男女が入店してきて、3人は麦と絹の出会った頃によく似たフィーリングを持っていて、麦と絹は出会った頃を思い出し涙を流しますが、結局2人はよりを戻すことなく分れることにします。
しかし、絹の新居が決まらずに3か月の同居生活を送ったあと、2人の生活はピリオドを打ちます。
そして、2人それぞれ新しい恋人と出会い、冒頭の再会の場面に戻るのでした。

同じ趣味と価値観を持ち、運命の出会いと感じて恋人となり同棲するにまで発展したものの、”生活の糧を得る”という現実を前にして大人になってしまった麦と、出会った頃のままの絹とのすれ違いから2人の関係が壊れてゆく様子が描かれています。
2人が別れを決めた時に出会った、よく似た2人も同じ運命を辿るのか、順風満帆に結ばれるのかが気になるところです。

公式サイトURL
https://hana-koi.jp
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