やっぱり未開の国

■「看護師であることが理由で保育園が見つからない人もいます」 日本看護管理学会の理事長が明かす"コロナ差別"
(キャリコネ - 12月12日 08:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=6340082　
　
　
　
「話し半分」にしても、これはちょっとひどいじゃないですか。
　
昔々から、日本人は「グループメンタリティ」の民族だと言われてきました。
最近の「個性尊重」「生き方を選べる社会」という流行も、
コロナのような非日常の危機が訪れた途端、
結局、ただのメッキに過ぎなかったという事実を、
まざまざとわたしたちに見せつけてくれるじゃありませんか。
　
関東大震災のとき、日頃は温厚なパン屋の主人が血相変えて、
「非国民を根絶やしにする！」と走り回っていた光景や、
大東亜戦争末期「大和魂さえあれば竹槍でも勝てる」と叫んだ神主の話など、
やはり、日本人の地金はパニック時になれば、臆面もなく出てくるんですねぇ。
　
上の二人は、何も特殊な事例ではないのですよ。
外人旅行者から「日本人の細やかな心遣い」とか、
「信じられないほどの親切」などと言われていい気になってはいますが、
今回の「コロナ差別」にもみられるように、
同調圧力に屈しない個人に対して、日本人は簡単に差別に走るんですわ。
しかもその行為に、心の疚しさを感じる良心もないんですな。
　
これは些細なことのように見えて、実は重大な本質を内包しとるんです。
人間という存在は、文明の優しい外皮を剥がした下には、
目を背けたくなるような醜い正体を隠し持ってるものなんですな。