mixiユーザー(id:3134828)
2021年01月06日12:44
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読了Memo 祈りのようなもの
たくさんの、<まぼろし＞にまつわる祈り。
久しぶりに圧倒的なものを読んだような気がする。
というのも、二つの時間が交互に描写される中で、
あまりにも淡々と描写される情報の奔流に、
掴みどころのないまま読み進めていると、
最終的にとんでもないところに連れていかれたことに
気付かされ、驚くことになった。
闇を光というもので切り取るという営みそのもが
「祈り」ということの本質ということではあるまいか。
２０２１年１月６日 高山羽根子著 「暗闇にレンズ」
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