素敵過ぎるご新規さん

コロナ騒動の中でもうちに初めて来院され、その後も継続して来てくださる方が何人かできてとてもありがたい。
そんな中でも10月からお越しになっているご夫妻は何か真摯な印象のある方々だとは思っていたが、今日奥様がお一人で見えて、いろいろお話をうかがっていて感動したことがあった。
その年齢からすると中学生の子供さんがおられるというのは少し不思議に思っていたが、なんとその子供さんはお知り合いの息子さんで、幼稚園くらいから10年余り預かったまま育てておられるんだとか。
その子のお母様は中国人で、お父様とご主人とが友人だという。
お父様は遠方で仕事、お母様は中国に帰ったままコロナでこちらには戻れない。
コロナ以前でもたまにお母様がその子を迎えに来た際にはその息子さんは号泣したという。
いいえ、迎えに来てくれたことを喜んで号泣するのではなく、このご夫妻の家を離れるのがいやで泣いて拒んでいたそうな。
中国人のお母様はもちろん「どこの子なのよ！？」と怒りながら引っ張って帰ったそうな。（笑）
その子は小さいころから口にできた病気で話すことも困難、しかも日本語がおぼつかない状態だったという。
このご夫妻の器の大きさをすごく感じた。
奥様は昨年乳がんを患っておられ、ご自身のことだけでも大変だろうに。
ご夫妻の優しい雰囲気はその子が離れるのを拒むのもわかる気がする。
僕のマッサージをお二人で絶賛してくださっていたようで、僕にしても良いご縁ができたとは思うが、あまり感情移入せず、今後も満足いただけるように努めねばと思っている。