mixiユーザー(id:27024478)

2020年11月17日18:11

30 view

「汚れなき祈り」

 …正午まで、アルバイト。

 帰宅後、DVDでクリスティアン・ムンジウ監督のルーマニア・フランス・ベルギーの合作映画「汚れなき祈り」を観ました。



 ☆「汚れなき祈り」(2012)監督 クリスティアン・ムンジウ 出演 コスミナ・ストラタン、クリスティナ・フルトゥル、ヴァレリウ・アンドレウツァ、ダナ・タパラガ、カタリナ・ハラバジウ、ヨヌツ・ギヌア

 『「4ヶ月、3週と2日」(07)でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した鬼才クリスティアン・ムンジウが、再びカンヌを驚嘆させ、同映画祭で女優賞と脚本賞をW受賞した注目の問題作。
 黒衣の修道女たちは悪魔に憑かれた少女を救おうとするが… 愛と信仰、救済の物語を徹底したリアリズムでスリリングに描く。
 かつて幼少時代を同じ孤児院で過ごしたアリーナとヴォイキツァ。ドイツで暮らしていたアリーナは、修道院にいるヴォイキツァを訪ねて、冬のルーマニアに戻ってくる。
 アリーナの願いは、世界でただひとり愛するヴォイキツァと一緒に居ること。しかしヴォイキツァは、神の愛に目覚めて、修道院での暮らしに満ち足りていた。再び彼女を取り戻そうとするアリーナは、次第に精神を患っていく。
 静かで穏やかな生活を営んでいた修道女たちを戸惑わせ、混乱させるアリーナ。ついに修道院は、彼女の病が悪魔の仕業であるとみなし、彼女を救うべくある決断を下すのだった……。』


 2005年にルーマニアの修道院で実際に起こった悪魔祓いによる殺人事件をもとにしたヒューマン・ドラマ。

 …うぅ〜む、む、む、むぅ〜、ヨーロッパの奥地ルーマニアとは言え、これが現代の社会のどこかで起きた実話ってのが、いろんな意味でスゴいよね。

 宗教だの、信仰だのというモノと縁のない生活をしているワタシですから、悪魔憑きとか… どうしてもこのような理屈、と言うか考え方がワカラナイ。

 見ていてシンドイのは、加害者となってしまった司祭や修道女たちが、まったく悪意がないということ。すべて“よかれ”と思ってやっているところですよね。

 …これを、狂信という言葉で片付けるのは簡単ですが、なんとも深ぁい問題を包含するものなのでしょうねぇ。


 『神より地獄のほうがマシよ。』
     …被害者の検死をした女医の言葉です。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する