「し、あ、わ、せ、よ」
長男は、生まれつきハンディキャップがあって
十歳の今でも会話をすることができません。
ある日、バナナがよほど欲しかったのか
「バナナ・・・ちょうだい」と息子。
おー、ハッキリした言葉!と感心しながら
バナナをあげました。
バナナを手にして椅子に座った息子が一言、
「し、あ、わ、せ、よ」
と言いました。
息子が小さなころから、寝る前に必ず、
「お母さんは幸せよ」
と、語りかけてきました。
息子のその言葉を聞いた瞬間、幸せが、形で
見えた気がしました。
息子がバナナを手にした、その嬉しい気持ちを
その言葉で表現したこと。
想い、伝わっていたのだな・・・と。
深みのある人生にしてくれた長男。
深みに、彩りも与えてくれた次男。
素晴らしい子どもたちに恵まれ、
今日も私は幸せです。
--------キリトリ線--------
つとむくん。少しだけ心があったかくなりました。
良いお話だったので、おすそわけ♡
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