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2020年09月27日20:59

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第75回国連総会における菅内閣総理大臣一般討論演説から見る拉致処分

https://www.kantei.go.jp/jp/99_suga/statement/2020/0926enzetsu.html

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議長、北朝鮮による拉致問題は、国際社会の重大な関心事項です。私自身も、この問題に長年取り組んできました。今年、拉致被害者の御両親お二人が、お亡くなりになりました。必死に救出活動に取り組まれながら、最愛の子供との再会を果たすことなく旅立たれた御家族の思いを想像するだけで、胸を締め付けられる思いです。拉致被害者御家族が御高齢となる中、拉致問題の解決には一刻の猶予もありません。日本として、日朝平壌(ピョンヤン)宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、国交正常化を目指す考えに変わりはありません。日本の新しい総理大臣として、私自身、条件をつけずに金正恩(キム・ジョンウン)委員長と会う用意があります。日朝間の実りある関係を樹立していくことは、日朝双方の利益に合致するとともに、地域の平和と安定にも大きく寄与するでしょう。あらゆるチャンスを逃すことなく、全力で行動していきます。
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要約するとこうだ。

時間をかけた拉致問題に取り組む中、横田滋さんを始めとする訃報があり、胸が痛むと共に解決を更に急がねばと行動しなけと模索している。

その解決方法は以下の通り。

・平壌宣言に基づき国交正常化をする
・新しい日朝関係を築き上げる。
・条件を付けずに金正恩を会う。

だそうだ。

一応平壌宣言とは何か? をここに解説しましょう。

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■日朝平壌宣言 平成14年9月17日
https://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_koi/n_korea_02/sengen.html

 小泉純一郎日本国総理大臣と金正日朝鮮民主主義人民共和国国防委員長は、2002年9月17日、平壌で出会い会談を行った。
 両首脳は、日朝間の不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、実りある政治、経済、文化的関係を樹立することが、双方の基本利益に合致するとともに、地域の平和と安定に大きく寄与するものとなるとの共通の認識を確認した。

1.双方は、この宣言に示された精神及び基本原則に従い、国交正常化を早期に実現させるため、あらゆる努力を傾注することとし、そのために2002年10月中に日朝国交正常化交渉を再開することとした。
 双方は、相互の信頼関係に基づき、国交正常化の実現に至る過程においても、日朝間に存在する諸問題に誠意をもって取り組む強い決意を表明した。

2.日本側は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明した。
 双方は、日本側が朝鮮民主主義人民共和国側に対して、国交正常化の後、双方が適切と考える期間にわたり、無償資金協力、低金利の長期借款供与及び国際機関を通じた人道主義的支援等の経済協力を実施し、また、民間経済活動を支援する見地から国際協力銀行等による融資、信用供与等が実施されることが、この宣言の精神に合致するとの基本認識の下、国交正常化交渉において、経済協力の具体的な規模と内容を誠実に協議することとした。
 双方は、国交正常化を実現するにあたっては、1945年8月15日以前に生じた事由に基づく両国及びその国民のすべての財産及び請求権を相互に放棄するとの基本原則に従い、国交正常化交渉においてこれを具体的に協議することとした。
 双方は、在日朝鮮人の地位に関する問題及び文化財の問題については、国交正常化交渉において誠実に協議することとした。

3.双方は、国際法を遵守し、互いの安全を脅かす行動をとらないことを確認した。また、日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題については、朝鮮民主主義人民共和国側は、日朝が不正常な関係にある中で生じたこのような遺憾な問題が今後再び生じることがないよう適切な措置をとることを確認した。

4.双方は、北東アジア地域の平和と安定を維持、強化するため、互いに協力していくことを確認した。
 双方は、この地域の関係各国の間に、相互の信頼に基づく協力関係が構築されることの重要性を確認するとともに、この地域の関係国間の関係が正常化されるにつれ、地域の信頼醸成を図るための枠組みを整備していくことが重要であるとの認識を一にした。
 双方は、朝鮮半島の核問題の包括的な解決のため、関連するすべての国際的合意を遵守することを確認した。また、双方は、核問題及びミサイル問題を含む安全保障上の諸問題に関し、関係諸国間の対話を促進し、問題解決を図ることの必要性を確認した。
 朝鮮民主主義人民共和国側は、この宣言の精神に従い、ミサイル発射のモラトリアムを2003年以降も更に延長していく意向を表明した。

 双方は、安全保障にかかわる問題について協議を行っていくこととした。

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 菅総理の言う国交正常化とは具体的に何か?
 
・無償資金協力

 所謂ODAです・
 
 ■開発協力,ODAって何だろう(外務省)
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/about/oda/oda.html

 要は、病院とか学校とか飲料水とかの設備を税金を使って整備する事です。
 ちなみに貸しではなく、プレゼントです。

・低金利の長期借款供与

 ■円借款制度に関する懇談会報告書
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/keitai/enshakan/sei_1_12_3.html

 これは、インフラ整備に使う低金利の借金。

 ■円借款供与条件表
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/files/000522173.pdf

 金利は、最貧国なので1%以下です。0.01%も十分ありえます。
 アンタイドローンなので、日本のゼネコンが受注100%ではありません。外国企業と相見積もりです。


・国際機関を通じた人道主義的支援等の経済協力

 ■国際機関
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%A9%9F%E9%96%A2#:~:text=%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%A9%9F%E9%96%A2%20%EF%BC%88%20%E3%81%93%E3%81%8F%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%8D%E3%81%8B%E3%82%93,%E3%82%92%E8%A1%8C%E3%81%86%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82

 世界銀行やアジア開発銀行とかによる支援
 ちなみにアジア開発銀行の拠出金第一位は我が国日本。
 アジア開発銀行の主席に、財務大臣と日銀の椅子が設けられている。

 ■ERINA(公益財団法人環日本海経済研究所)
 https://www.erina.or.jp/

 アジア開発銀行研究所長であった河合正弘は、現在ここの代表理事の椅子に座っている。
 つまり、国交正常化をにらんで動きだとおっちゃんは、予測している。

 しかも、AIIBは、北朝鮮をキックアウトしている、カタカナ保守は「ざまあ」と言って笑っているが、おっちゃんは深刻に受け止めている。
 何故か?
 北朝鮮のインフラ整備諸々は、日本に任せる気がありありだからだ。


・民間経済活動を支援する見地から国際協力銀行等による融資

 民間とは政府とのつながりがある銀行の支援もあります。

 ■国際協力銀行
 https://www.jbic.go.jp/ja/





 以上の様に、この菅総理の言っている意味を、ネットでかじっただけでも、どれだけ拉致問題が処分され、更に国交正常化によって我が国の血税が湯水の如く使われる事を暗示しているのです。

 改めていいます、いまからでも平壌宣言を破棄しないと拉致問題だけでは済まされない事態を招き我が国は、理不尽な税金の使い方を余儀なくされる事になります。
 
 もちろん財源は、増税です。消費税も増税する事になるでしょう。
 
 耐えられますか?
 
 沢山の同胞を誘拐し核ミサイルで恫喝した国に、何が悲しくて税金を投入しなければいけないのか?
 
 おっちゃんは、耐えられません。
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