mixiユーザー(id:7904198)

2020年09月04日19:04

162 view

とろとろ日記247「悪手」

■5秒で夫婦仲が分かる?無言で旦那さんの手を「キュッ」と握ってみた。その結果はいかに?
(ママスタジアム - 09月04日 10:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=176&from=diary&id=6219195

「あんたんとこも試してみた?」
「うちはやんないわよ」
「どうして?」
「うちでは手は切るものか結ぶもので握るものじゃないのよ」


ツール6日目

今日は序盤はずっと平坦なコースで後半に3級二つとボーナスポイントが付く1級の山岳が一つ控える後半勝負のステージ。ゴール直前は狭く長い上りが続くのでスピードとパワーの両方が要求される。見方を変えればスプリンターとクライマーのどちらにもチャンスがあるということ。逃げが決まりそうなコース設定でもあるので序盤から目が離せない。
そう思っていたのに他の番組を見ていて最初の1時間ほどを見損なってしまった。

アクチュアルスタートが切られるとサンウェブのニコラス・ロッシュが飛び出し続いてCCCのアーヴェルマート、アスタナのルツェンコ、コフィディスのエラダ、EFのポーレス、ドゥクーニンクのカヴァニャ、ボーラのオス、NTTのボアッソンハーゲンという豪華強力な8人の逃げ集団が形成されメイン集団を大きく引き離して逃げたようだ。
フォト

最大で7分近い差をつけられたメイン集団もさすがにそれ以上の逃げは許さず、昨日と違ってかなり速いスピードで前方の8人を追う。長くなった隊列が車輪の廻る音を響かせながらブドウ畑やオリーブ畑の中を抜けていく。中間スプリントポイントはボアッソンハーゲンがトップ通過、サム・ベネットがサガンより上位通過でマイヨヴェールを守った。
フォト

残り50キロを過ぎて道はどんどん田舎の山の方に向かって登り始める。逃げの8人は快調に逃げるがだいぶ足を使っているかもしれない。メイン集団との差は5分30秒で、このままだと逃げ切れる可能性もある。メイン集団はミッチェルトンやイネオス、ユンボなどが隊列を組んで前を追っていく。最初の山岳はロッシュがトップ通過。下りの急カーブではモビスターのエンリク・マスが落車したが大事には至らなかった。残り40キロを切って道はいよいよ狭くなる。
フォト

勝負所の位置取りに向けて各チームのせめぎあいが始まる。30キロ付近ではイネオスが先頭を引っ張るがメンバーは6人になってしまった。集団からも脱落者が出始める。サンウェブのベノートやサガンも遅れていった。道はこの辺の田舎道によく似ているが家の作りが違うのでちょっとハイカラな印象である。
フォト


逃げ集団とのタイム差を2分半に縮めてメイン集団が後を追う。これ以上離されると吸収が難しくなる。道端にはキャンピングカーも止まっているが例年よりは少ないようだ。残り25キロ、いよいよ1級山岳への登りが始まるとボーラのオスが逃げ集団から脱落、ボアッソンハーゲンもついていけなくなった。メイン集団からはラトゥールなども脱落していった。逃げ集団は残り6人。
フォト


道は本当の山道のように曲がりくねって細い道幅になってきた。残り22キロでポーレス、ロッシュらがスピードを上げたのでカバニャが付いていけなくなる。メイン集団との差も少し広がって逃げ切りの可能性が出てきた。逃げる5人がたいしたけん制もなく1級山岳山頂への曲がりくねった上りを駆け上がる。メイン集団はイネオスが引っ張るが思うように前方との差がつまらない。メイン集団からはUAEのファビオ・アルがアタック。しばらく戦績が残せていないアルも見せ場を作りたいのだろうか。集団も70人ほどに数を晴らしている。
フォト


残り18キロでポーレスがアタック。ルツェンコだけが追走。17キロではルツェンコが単独で前に躍り出てポーレスが遅れる。エラダとアーヴェルマートが続く。16キロではエラダが2位に上がるがトップのルツェンコは快調に先頭を走り続けて疲れを見せない。メイン集団とも3分以上開いたのでこのままいけば逃げ切り優勝の可能性が高い。

ボーナスポイントがつく1級山岳はルツェンコが2位のエラダを27秒離して通過。いよいよ今日のステージ優勝に近づいた。残すは11キロほどの山頂ゴールへの坂道だ。メイン集団との差は3分以上に広がりもはや総合勢にはなすすべがない。あとはタイムを落とさないようにしてポジション維持に注力することになるだろう。

残り8キロ、道は少し幅が広くなって上り勾配も穏やかになっている。ポガチャルがパンクして車輪交換したがちょうど下り区間だったのでなんとか集団に無事復帰することができた。最後の緩やかな坂を上り切った山頂ゴール付近にはフランスで唯一の立派な有人気象観測所が建っている。山頂からの見晴らしは雄大で天気がよければ壮大なパノラマが楽しめるようだ。そこへ真っ先に到着する栄誉をほぼ手中にしたアスタナのルツェンコが快調にペダルを踏み続ける。
フォト

メイン集団でも大きな動きは無く、集団はまとまったまま最後の登りを駆け上がっていく。総合上位勢の脱落者もなさそうだ。先頭を走るルツェンコのパンツに書かれたカザフスタンのKAZの文字が木漏れ日に光った眩しい。もし今日ルツェンコが優勝すえばグランツールでのステージ優勝はブエルタに次いで2回目、ツール・ドフランスでは初めてとのこと。アスタナチームにとってもステージ優勝は10年ぶりの大きな成果だ。
フォト

フォト

前にも後ろにも誰もいない。そんな栄光への最期の坂道をルツェンコが踏みあがる。沿道には間隔をおいて待ち受ける観客がマスク姿で大きな拍手を送る。ルツェンコは後ろを振り返りチームカーに感謝の手を挙げる。その顔は満面の笑顔だったがゴール後には涙声で咽んでいた。よっぽど嬉しかったのだろう。
フォト

遅れてエラダ、アーベルマートとポールスが続く。メイン集団もやってくるとゴール前300メートルで昨日痛い目にあったアラフィリップがスパートし、総合上位勢に1秒だけ先着して意地をみせた。それにしても今日はルツェンコの冷静な走りと力強い脚力が印象的な一日だった。最終20キロの上りでは5人の争いになったが細かい駆け引きはなく思い切ったルツェンコの判断が際立ったステージだった。彼もまだ若いのでまだしばらくはトップレベルの走りをしてくれそうなので楽しみだ。総合順位は変わらずA・イエーツがトップを守りログリッチとポガチャル、マルタンとベルナルが続いている。




3 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年09月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930