mixiユーザー(id:3749973)

2021年01月09日01:45

86 view

ユーチューバーの限界

一昨年の春ごろにVtuberという物を知り昨年の今頃はホロライブにどっぷりでした。そして今、Vtuberを知った頃にトップにいた人らが続々と活動を休止し、ホロライブには違和感を感じるようになってきました。

自分自身現場を経験したことが無いのでその裏側の詳細まではわかりませんが、どうも、お金がかかりすぎてどうにもならないコンテンツとしての限界が見えてきた感じです。

例えば最初は30万円かけたクオリティで十分エンターテイメントとして成立していたとして、今は300万円をかけたクオリティじゃないと視聴者を獲得できない時代に。ニッチな分野から大規模商業へと変化していった際に結局は大資本を投じて大きな利益を獲得するというその大資本を投じる仕組みを持っていない、それでも視聴者側には大資本を投じたコンテンツを期待されるという中でパンクする企業勢Vtuberが続出している状態のように思えます。

黎明期のVtuberが軒並み辞めているのがそこではないか。

じゃぁそこでこちら視聴者側が大資本を投じたコンテンツを楽しめているかと言うと、これまたそうでもない。結局は資本回収のためのイベントを行うために資本を投じるという自転車操業状態になっていて、次々に繰り出される新衣装お披露目でのスパチャ回収祭り、次々にリリースされるオリジナル曲は飽和状態で個性や差別化が悪い意味で解消、そしてグッズ販売のトリガーとなるライブイベントの乱発で配信者はダンスレッスンに追われ、配信そのものが減るという本末転倒の事態。

企業側はいいが、配信タレントは近いうちにパンクする。と言うか、やることが無くなってしまう。

難しいね。結局は愛好会レベルの配信が一番楽しいと思うんだVtuberってのは。スーパーチャットにしろそれはその小さな愛好会の中でみんなでお金を出し合って配信者と視聴者だけがこじんまりと楽しめればいいと言うスタンス・金額で終わればいい物であって、それでもってスタッフの社員の家族まで養おうって物になると止め処が無くなる。無くなった結果、必ずどこかでバブルははじける。

Vtuberに限らずユーチューバーの限界ってそこにあると思います。結局は大資本が入ってくると全て飲み込まれてしまう。これまでは素人がアイデア勝負でインディーズのように活動していたその動画が、大資本を投入された完成度の高い動画と並べられると途端にみすぼらしくなり、個人で収益を上げていたそのお金が大資本に全部掻っさらわれていき、大資本ありきの業態として標準化されるとその枠の外にいるユーチューバーが全員干上がる。

にじホロ以外の企業がバタバタ倒れていく中、才能のあるタレントが共に倒れていく様は気の毒に思います。ピンキーポップヘップバーン、もっと世に出るべき才能であっただろうに、もったいない。寂しくなるな。


0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年01月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記