記念日の覚え方

1986年6月19日
当時働いていた会社が渡哲也さん宅を建築した関係で、
雪ヶ谷だったか、久が原だったか、お宅のメンテに行った。
何故、その日を覚えていたかと云うと、
1度目の結婚記念日だったから…。
大した仕事はなかったが、若造の俺をお宅にお邪魔させてくれて、
お茶やお菓子をご馳走してもらった。
渡さんは、スエットのジャージでニコニコ笑いながら、
「ご苦労様」と声を掛けてくれたよ。
会社の連中は、団長と呼んでいたな。
朝、家を出て、渡邸に行って、家に帰ると、
女房が市役所に婚姻届けを出しに行っていて、
俺は配偶者持ちになっていた。
その日が、彼女の20歳の誕生日だったから、覚えているんだよ。
でも、その日がポールマッカートニーの誕生日の翌日じゃ無かったら、
渡邸に行った日も、結婚記念日も、彼女の誕生日も、
何も覚えていなかっただろうけど…。ポールのおかげだね。
渡哲也さん、安らかに…。



渡哲也さん死去　裕次郎さんの後を継ぎ…肺炎78歳
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