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2020年06月27日07:05

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忘れじの花

今朝の紙面一面はこちらであった。

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静岡県知事の工事未認可の明言により、あのリニア新幹線の工期が遅れて予定の開業に間に合わなくなりそうだというのである。
これ聞いて静岡県知事の川勝平太氏についてほほう国にたてつくんだ大したものだと思った。

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この人の名前で検索したところ、なんだか最悪パワハラ男とアップしている記事があり、彼の在任中に県職員が18人も自殺しているとありそちらに驚いた。だいじょうぶか?こいつ(-_-;)。

なれどリニア新幹線建造には僕もかねてより反対であり、あんな無駄なものに巨費を投じるくらいなら全国の貧困にあえいでいる母子父子家庭に援助をするのが先ではないかと今でも思っている。

これを造って国内で稼働させればモデルケースとなり、世界にこれを売り出せると考えているバカがいまもいることに驚く。こんなもの作ったって誰も喜んで乗るやつなんておるまいに。なんでそのことに気づかないのかねえ。造ったできた開業した。そして誰も乗らなかったとなると思います。そして日本は傾くのである。やんぬるかな。

平凡一般普通に凡庸の我が家にとって、たいへん珍しいことが起きた。こちらである。

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我が家のベランダの隅にひっそりとあるどこにでもある観葉植物のカポックである。本名はシェフレラと呼ぶらしい。
これが写真にあるとおり、今年になって急につぼみがなり花が咲き始めたのである。カポックの花はたいへん珍しく、樹齢20年の古木からでも花を結ぶのはまれなのだそうだ。

ふだん手入れはまったくしておらずせいぜい水やりだけである。しかもキッチンの換気口の真下にあるため、葉は脂によるものであろうかいくらかすすけており、まあ劣悪な環境下に置いており申し訳なく思っているが、こいつはいつもけなげに緑葉を咲かせている。

実はこのカポック、僕にとって歴史のあるものである。
いまから35年ほど前の僕が学生だった頃のことだ。母の誕生祝にこのカポックの鉢植えを母に贈った。以来母は自室の床の間にこれをひっそりと飾り、陽当たりのよくなかったのもあってこのカポックはほとんど成長しないものの元来丈夫な植物だったのであろう枯れることなく育っていた。

十年前の春に母が他界して母の荷物を整理していたときにこれを見つけた。実家を継いだ兄の許可を得てこの鉢植えをもらい受け母の形見として我が家のベランダで育てることにしたのである。

南東向きで風通しと陽光の加減のよい我が家のベランダにあり、これはよく育った。この十年で当初十数センチしかなかった背丈がいまでは120cmくらいにまで伸びた。
そうして今年のつぼみの結実である。つぼみの先から小さな白いはながちらほらと開きかけてきた。それこそが珍しいカポックの花であると昨日家内がスマホで検索してくれた。

カポックの花言葉は「とてもまじめ」「実直」とあり、どんな劣悪な環境下においてもきちんと葉を生やすところから由来しているとあった。不まじめな僕の管理課であっても育っているのがなによりの証拠であろう。

今回これを発見したのが家内だ。昨日家内が僕に言った。きっと鬼籍で母が父といっしょにあなたを見守ってくれているのよ、と。
そのことばに一瞬僕はフジファブリック志村正彦さんの歌った「若者のすべて」中の名歌詞と同調させられた。
そう。「♪まいったな まいったな 話すことに迷うな♪」。このことである。

亡くなる直前の母に対して僕は彼女を冷遇してしまっていた。僕が長年勤めた会社を失職後、再就職が首尾よくいかず転職離職を繰り返していたので母には心配をかけたものだった。過日思いつきで動く母は心配になった僕に対してちょっとまとまった金額の金子を僕に郵便書留で送ってきたことがあり、それに対して僕は激怒して母に電話口で、

「おれは乞食じゃねえ!」と悪態をついて一時期絶縁したものだった。
それからほどなくして母は手術したがんの再発で余命いくばくもないことがわかり、僕は慌てて母の病床にかけつけたものだった。結局母はそのまま亡くなった。

母とは最後まで分かりあうことが得られなかった。次男坊の泣き虫だった僕を母が愛してくれていたことは痛いほどわかっていたのではあったが、その猫かわいがりをしてくる母が僕にはそうしても疎ましくて厄介だったものだった。

いまもしまた母と再会が叶うならば、やはり謝りたい。なにをどこをどう謝るとかではなく、ただただ出来の悪い息子ですまなかったと詫びたい気持ちでいる。
きっと僕のそんなささやかな気持ちにベランダにひっそりとあるカポックも応えてくれたのではないかと僕は勝手に思っている。まあそれだけのことである。

同じベランダにあるこちらが咲いた。

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五月に次女ともみと一緒に植えたあさがおだ。開花第一号である。チビたちの起床が今朝は待たれる。
昨日は義父母に来てもらい部屋の模様替えの手伝いをしてもらった。それまでPC置き場にしていた家内の嫁入り道具のひとつであったデスクを今回ばらして退け、新たにPCラックを設置してパソコンをそちらに収めた。

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うまく収まった。巨大本棚の解体も無事に済み、後はチビたちの学習机の納入とバラしたデスクと本棚の撤去を明日に控えるばかりとなった。これというのも日ごろ大ざっぱだ大食いだバカだ無能だ穀つぶしたとバカにしてばかりであったザッパマン義父の活躍によるところが大きかった。あの人、やる時はやるのだとつきあいが始まり16年経ってはじめて気づいた。おせえよ俺(-_-;)。

今朝は昨日義母が買ってきてくれたかぼちゃを天ぷらにした。

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上手く揚がった。夕飯は天ざるそばです♡。
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