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2020年06月23日07:22

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18951026　NO3973 皇帝奉位式および義和宮と李埈鎔に関する件

18951026　NO3973 皇帝奉位式および義和宮と李埈鎔に関する件
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008_0060_0040　駐韓日本公使館記録 8巻六. 李埈鎔関係書類•巨済島借入交渉一部 (4) [皇帝奉位式および義和宮と李埈鎔に関する件]
文書題目 (4) [皇帝奉位式および義和宮と李埈鎔に関する件]
文書番号
発信日二十八年十月二十六日午後　三時発 ( 1895年 10月 26日 )
発信者小村（＊小村寿太郎・駐韓弁理公使）
受信者大臣西園寺（＊西園寺公望　外相代理）

(4) [皇帝奉位式および義和宮と李埈鎔に関する件]
二十八年十月二十六日午後参時発
小村
西園寺大臣

私は朝鮮政府に向かいこの際、皇帝の尊号を奉りまた特派大使を欧州へ派遣するような世間の注意をひくことは一切避けるべきだと勧告し、当政府においてもこれまでは私の勧告に従っていたのだが今回急に話が変わり義和宮を（＊欧州へ）出発させ、さらに昨日は閣議でいよいよ本日奉位式（＊皇帝尊号奉位の式典）を挙行すると決定した。
これについて昨夜イギリス・ロシア・アメリカの各使臣が私と訪ね、この奉位式を止めさせてもらいたいと相談したので、趙羲淵及び兪吉濬を招き懇々と勧告した結果として、昨夜再び閣議を開き前議を覆して奉位式を行わないこととした。
当政府が急にこれらの事を断行しようと決心したのは、井上伯が朝鮮を訪問するとの報に接し、その前に事を決行しておこうとの考えから出たようだ。当政府は井上伯来着の上は一切伯の干渉を謝絶すべきと二三日の閣議で議決することとなり、李埈鎔が我が国へ行くことは確定した。
ただ現在は私がその出発を引き留めている状況だが、外国人などは同人が王位を窺窬（きゆ　＊隙をうかがい狙うこと）する考えがあると疑っている様子があるので、なるべく速やかに同人を出発させることが得策だと考える。

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