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2020年07月02日18:51

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🎙️向き合うこと 〜櫻の園

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先日、BS日テレで放送された、作・編曲家の大村雅朗さんを偲ぶ「風の譜」という番組を見ました。

80年代に、松田聖子さんの楽曲のアレンジでお馴染みだった大村さん。
その中でも「SWEET MEMORISE」では作・編曲を手掛けられていて、ペンギンがバーで歌うCMと一緒におぼえている方も多いことかと思います。

この番組を見るきっかけは、マクロスFの歌姫である中島愛さんが出演するからというものでした。
懐かしい時代の話しなので、ちょっと見てみようかというくらいの軽い気持ちでしたが、結構心を揺さぶられました。

まず、当時は大村さんの作品だと知らずに聴いていた、数多くの楽曲に驚かされました。
八神純子さんの「みずいろの雨」、渡辺美里さんの「My Revolution」、大澤誉志幸さんの「そして僕は途方に暮れる」、佐野元春さんの「SOMDAY」、ばんばひろふみさんの「SACHIKO」、岸田智史さんの「君の朝」、吉川晃司さんの「モニカ」、河合奈保子さんの「スマイルフォーミー」、松田聖子さんの「青い珊瑚礁」etc…。

そして、松田聖子さんの隠れた名曲「セイシャルの夕陽」を愛ちゃんが歌い、作詞家の松本隆さんとの対談などから大村さんの人柄を偲び、彼の遺作ともいえる松田聖子さんの「櫻の園」の紹介へと番組は進んでいきました。

「櫻の園」は、松本さんが大村さんから預かり、その没後に松田聖子さんのアルバムへ松本さんが参加する際に提供された曲でした。
松本さんは、この大切な曲をいつ誰に歌ってもらえば大村さんに一番喜んでもらえるか、ずっと考えていたそうです。
松田聖子さんは何も知らされずにレコーディング・スタジオに入りましたが、そのメロディに歌声を重ねるうちに大村さんの作品だと気付き、涙を流したと聴きます。
この曲に纏わるそんな物語を知って向き合った「櫻の園」は、それまでに何度か聴き流していたときとは全く違う深みをもって僕の心を捉えました。。。




心を傾けて向き合うことの大切さに、改めて気付いた夜でした。









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