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2020年06月04日06:51

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マルコによる福音書第五章 (KJV対照JST 私訳)

マルコによる福音書 5(新約聖書)2020.06.04.
《英文欽定訳(K.J.V.)対照預言者ジョセフ・スミス霊感訳(J.S.T.)+α》

第五章

1(J-1). こうして一行は湖の向こう岸、ゲラサ人の地に着いた。
2(J-2). そして、イエスが舟から上がられると、直ぐに、穢れた霊に取り憑かれた人が墓場から出て来てイエスを出迎えた。
3(J=). この人は墓場を住処としており、
=K(J-3). もはや誰も、鎖でさえも彼をつなぎ留めておくことが出来なかった。
4(J=). 彼はたびたび足枷や鎖でつながれたが、鎖を引きちぎり、足枷も砕き壊してしまうので、誰もどうすることも出来なかったのである。
5(J-4). そして、夜となく昼となく、頻繁に山や墓場へ行き、叫びながら石で自分の体に切り傷を付けていた。
6(J-5). ところが、この人は遠くからイエスを見つけると、走り寄って来てイエスを拝し、
7(J=). 大声で叫んで言った。「いと高き神の御子息イエス様。あなた様は俺と何の関りがおありでしょうか?神によりお願いします。どうぞ俺を苦しめないで下さい。」
8(J=). それは、イエスが、「穢れた霊よ!この人から出て行け!」と言われたからである。
9(J-6). そしてイエスが、「あなたの名前を名乗りなさい。」と命じられると、彼は、「自分らは大勢なので『レギオン』と言います。」と答えて言った。
10(J-7). そして、自分たちをこの土地から追い出さないようにと、しきりに願い続けた。
11(J-8). ところで、その付近の山々では豚の大群が飼われていた。
12(J-9). そこで、霊達はイエスに願って言った。「あの豚の群れなら入れますので、俺たちを奴らの中へ送り込んで下さい。」
13(J=). イエスがすぐ許可されると、
=K(J-10). 穢れた霊どもは出て行って、豚に取り憑いた。すると、おおよそ二千匹ほどいた豚の群れが、がけから湖へと雪崩を打って駆け下り、湖の中で溺れ死んでしまった。
14(J-11). 豚飼い達は逃げ出して、町やその地方の人々に、豚に起こった全てのことを触れ回った
=K(J-12). ので、人々は何事が起ったのかを見ようと出て来た。
15(J=). そして、イエスの所に来ると、かつては悪魔レギオンに取り憑かれていた人が、着物を着て正気で座っているのを見て恐れた。《1Ne11:31、モルモン9:24》
16(J-13). 奇跡を見た人々は、出てきた者たちに、悪魔に取り憑かれた者にどのようなことが起こったか、悪魔がどのようにして追い出されたか、また、豚について話して聞かせた。
17(J-14). すると、彼らはイエスに、直ぐ自分たちの土地から離れて下さるよう願い始めた。
18(J-15). そして、イエスが舟に乗り込もうとされると、悪魔に取り憑かれていた人がお供をしたいと願い出た。
19(J-16). 然し、イエスはお許しにならず、彼に言われた。「家族のもとに帰って、自分が主にどんなに大きなことをしてもらったか、どんなに同情してもらったか話して聞かせなさい。」
20(J-17). そこで、彼は立ち去ると、イエスが自分にして下さったことを、デカポリス地方にことごとく言い広め始めたので、それを聞いた人々は皆、驚いた。《ルカ8:39》
21(J-18). イエスが舟で再び向こう岸へ渡られると、大勢の人々が集まって来た。イエスは海辺にとどまっておられた。
22(J-19). すると、そこへ会堂司の一人でヤイロと言う人がやって来て、イエスを見るなり、その足元にひれ伏し、
23(J=). しきりに願って言った。「私の幼い娘が死の瀬戸際にいます。治って生きるように、どうかおいで下さって、御手を娘の上に置いてやって下さい。」
24(J-20). そこで、イエスは彼と一緒に出掛けられたが、多くの人々もついて来て群がった。
25(J-21). 【その途上、】ここに十二年間も出血を患っている女性がいて、
26(J=). 彼女は多くの医者に掛かって散々苦しみを受けた挙句、持っているものを全て使い果たし、良くなるどころか、むしろ悪化していた。
27(J=). この女性は、イエスのことを耳にして群衆の中に紛れ込み、後ろからイエスの着物に触った。
28(J=). それは、「着物にでも触れば、自分の病気を治して頂けるだろう」と考えたからである。
29(J-22). 彼女の血のもとは直ぐに止まり,自分がその疾病から癒されたことを体で感じた。
30(J-23). イエスは直ぐ、ご自分の体から力が出て行くのを感じ取られた為、群衆の中で振り向き、「私の着物に触ったのは誰ですか?」と言われた。
31(J-24). すると、弟子たちがイエスに言った。「御覧の通り、あなたの周りに群衆が群がっていながら、御自分に触ったのは誰かとおっしゃるのですか?」
32(J-25). イエスは周りを見回して、このようなことをした女性を見つけられた
33(J=). が、彼女は恐れ震えながらも、自分の中で何が行われたかを知っていたので、イエスの御前に来てひれ伏し、全てありのままに打ち明けた。
34(J-26). そこで、イエスは言われた。「娘さん。あなたの信仰が自分の身体を直したのです。安らかに帰って健やかにお暮らしなさい。」
35(J-27). イエスが未だ話しておられるうちに、会堂司の家から人が来て言った。「お嬢さんはお亡くなりになられました。この上、先生を煩わすには及びませんでしょう?」
36(J-28). その言葉をお聞きになると直ぐ、イエスは会堂司に言われた。「恐れてはいけない、ただ信じなさい。」
37(J-29). そして、ペトロとヤコブ、それにヤコブの兄弟ヨハネの他は誰にも同行をお許しにならなかった。
38(J-30). 彼らが会堂司の家に着くと、イエスは人々が大声で泣き叫び、また騒ぎ、喚いているのを御覧になり、
39(J-31). 中に入って彼らに言われた。「何故、泣き騒いでいるのですか?⁂娘は死んだのではありません。眠っているだけです。」《⁂damsel=若い未婚の女性、少女》
40(J=). すると、人々はイエスを馬鹿にし、嘲笑した。
=K(J-32). 然し、イエスは皆を外へ出し、ただその⁂少女の父と母、それに御自分の供の者たちだけを伴って、⁂少女の横たわっている所へ入って行かれた。
41(J-33). そして、イエスは⁂少女の手を取って言われた。「タリタ・クミ」。訳せば、「少女よ。私はあなたに告げる。さあ、起きなさい!」と言う意味である。《⁂damsel=若い未婚の女性、少女》
42(J-34). すると、⁂少女は直ぐに起き上がって歩き出した。彼女は十二歳にもなっていたからである。そして、人々は腰を抜かすほどの非常な驚きに撃たれた。
43(J-35). そして、イエスは彼らに、この出来事を誰にも知らせないよう厳しく命じ、また、少女に食物を与えるようにと言われた。
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