３７セカンズ

昨日は、ネットフリックスで「３７セカンズ」を見ました

http://37seconds.jp/

映画館で上映していて、凄く見に行きたかったのですが、
タイミングが合わずに、見逃していた映画。
ベルリン国際映画祭では、ダブル受賞をしています。
演じているのは、実際、自分の体に、脳性麻痺の障害を
抱えた女性。
彼女は、生まれた時に、３７秒間息をしていなかった
だけで、障害を背負う事になってしまったんです。
過保護の母親に面倒をみてもらっている彼女は、世間の
事を何も知らない。
何も知らないまま、漫画家のゴーストライターとして、
普通に生きていました。
そんな彼女が、ふとしたはずみに、社会で色々な経験を
してみたい！と願ったのです。
すると、閉ざされていて怖い！と思っていた社会の門が、
自然に、目の前に、開かれている。
彼女は、その門を、勇気を出して、踏み出して行きます。
障碍者をテーマにした映画は、多々見てきましたが、見て
いて、とても自然でした。
何の気負いも、恐怖も、差別も無い。
（そこがまた、怖いんですが）
障碍者の映画と言うよりは、たまたま障害を持って生まれて
きてしまった、一人の女性の、生まれ変わりの映画ですね。
だから、誰が見ても、自然に共感が出来るのだと思います。
久々にいい映画を見て、気持ちがホッコリしましたよ