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2020年04月20日13:51

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当世話し方事情

ベランダのお花が咲いている。こちらである。

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ギンギアナムの花である。過日拙宅に来たかつてのキャンプの師匠で飲み仲間であったOさんが置いていってくれたものだ。いまは絶縁している間柄なれどあの人老化して急に心が狭小になってしまったのはなぜなのか今でも実は気になるところであり、ああいう仕儀をみてしまうとなんだか自身が齢とるのもちと怖い気がする。まあ気持ちだけでも若くありたい。

先日の話である。次女ともみの保育園級友にまるでフランス人形のように見目麗しい女の子がいて名をHちゃんという。最近のともみはこのHちゃんと休日に彼女宅の近隣の公園で会って遊ぶ約束をとりつけたりするので実際その公園に駆り出されることが続いた。

先日はHちゃんのお母さんが仕事である平日だったので、在宅勤務と思しきお父さんがHちゃんを連れてきておりともみと一緒に遊んだ。
その際僕は彼女のお父さんとは挨拶したのみで会話はしなかった。当方無職でありあちらは現役サラリーマンであるので一緒に話すとちと気まずいことにもなりかねないので距離を置いたのである。

そしたら家内が彼と瞬時話す機会を得たようで会話をしていた。どんな会話なのかは後で訊けばいいのであるがべつだんどうでもいいので帰宅してからもそれは訊かずにおいた。
そしたら夕飯時に家内の方からHちゃんパパについて語り出したのであった。
家内いわくHちゃんパパはそれまで見ていた柔和な印象とは違い、話し方が威圧的でわたしには感じが悪かったわあというものであった。

ふ〜んそうなんだと思った。まあそんなものであろうとも思った。
Hちゃんのお父さんはたしか大手企業のどこぞにお勤めのエリート社員とは聞いていた。なのでおそらく外でな企業戦士としてバリバリ仕事に猛進しているのであろう。

彼は推定年齢40代半ばの働き盛りであろうからして多くの部下を抱えている要職かもしれず、そうであるなら上司としてまた男としても威張りや時に虚勢を張らねばならないので自然しゃべり方も威圧的になるのかもしれない。
そんなとこかもよと家内に話したが、家内はああいうのキライと彼女にしてははっきり言うのでちょっと驚いた。

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じゃあかあちゃん俺はどうなのよ?と訊いたところ、あなたは偉そうにしたこと一度もないからキライに思ったことないよ♡とまあ褒められたようであった。それ聞いてオレってなんだかねえ(-_-;)と思ったりもした。

家内と会う前35歳以前ぼ僕は支店勤務であり電話口ながら得意先や仕入れ先としょっちゅうガチンコしていたり無能な上司や低脳な部下に挟まれきりきり舞いのてんてこ舞いしていたりしたので瞬時威圧的であったと反省しているが、その時の僕を家内は知らないのである。

まああんな暗黒時代もあったなあといったところだ。あれから二十年経過していまでは家にへばりついている専業主夫なので威圧的になれようはずもない。なので結果オーライああよかったと思っている。

家内の話ではもっと威張り散らしたイヤな人がいたとありそれは長女めぐみが保育園時代に級友だった男の子Hくんのお父さんだ。保育参観日などの催事で時々一緒になった父君であったが、家内はあのひとほんと偉そうにしていてイヤだったと言っていた。

なので僕は家内に言った。それは偉そうなんじゃなくて威圧的の上をいく高圧的って感じじゃあなかったか?と訊いたら家内はそうそうそ!その高圧的というのがピッタリだわと言うのであった。やっぱりそうかと思った。

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たしかHくんのお父さんもサラリーマンだったはずだ。なのであの世界で長く自身を維持するには時に威圧的さらにはその上行って高圧的にならざるを得ないのではないか。そしてそれを会社だけのことにはできずについ家にまで持ち込んでしまうのではなかろうかなどと懸念してしまうものであった。

なかなかいい意味での二面性だとか二重人格というのは難しい。会社で鬼の形相で家では菩薩なんてのはやじはり無理からぬことと思う。
なれどそうして尾っぽを引きずって他人に威圧的だの高圧的だのという印象を与えてしまうのはやはり自身にとっては大きな損だと思う。

では俺ってどうよ?と家内に改めて訊いたところ、威圧感がない代わりに重みもないと言われてしまいちとへこんだ。
そうして思い出した人がいる。「男はつらいよ」の寅さんだ。
映画終盤の作品であったと思う。たしか大学生になっていた甥の満男に寅さんは言われていた。

「おじさんは話題がいろいろあって面白くて楽しいけど、厚みがなくて奥行きもない」

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そう言われて寅さんやはりムッとしていたよなあ。
そしてああなんだかそれって今の僕のようではないかと家内にそのことをぼやいたところ、家内は言った。そんなことどうでもいいんじゃない?家族にだけでも愛されていれば♡。そう言われてすぐに僕は元気が出た。ああ、やはり奥行きがない(´;ω;`)ウゥゥ。
まあああして寅さんは全国のファンから愛されていたしね。

いずれ相手があって話をする際は威圧的高圧的であることを自覚してそれを抑え込む男気が必要なのではないかと思った次第である。どうでもいい話だねえ。
今日の家内のお弁当。

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チャーハン弁当にした。お昼が今日はいっしょの長女めぐみに与えるためのチャーハンである。めぐちゃんもりもり食ってくれましたとさ(*´ω`*)。
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