山に遊びに行く。昨年秋の台風の爪痕がまだあちこちに見えて、自然の恐ろしさを感じる。根ごと土ごと剥がされて横たわる数々の大木。そのえぐられた場所は水溜まりになったり、新しい川になっていたり。倒れなかった木もバランスを失ったか、風が吹く度にあちこちでギィギィと謎の生物のような不気味な音をきしませる。いつもの、新緑の気持ちよさはどこへやら。たまたまなんだろうけど、自然の暴走と、人間界の喧騒とがリンクしていて、恐ろしい。
ジョンコルトレーン「A Love supreme」
今日は短いもの特集。
ボードレール「悪の華」
山田風太郎「戦中派焼け跡日記」
筒井康隆「リビドー短編集」
ログインしてコメントを確認・投稿する