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2020年02月22日22:06

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そして再び母校へ

今月の初め、僕の母校で客員教授でもあった鷲田清一先生の最終講義がありました。
それについては先日記した通りですが、今日はゼミで指導教員だった門脇健教授の最終講義がありました。
それで、再び母校へゴゥしてきたわけです。
僕が卒業したのは今から17年前、2003年の3月でした。
今日は他の哲学科の先生たちも沢山お見えになっており、なんだか懐かしい感じでしたね。
みなさんにご挨拶を申し上げたかったところですが、ゼミの指導教員でもなくただ講義や演習科目を取っていただけの先生では多分覚えて頂いていないだろうなぁと思い、やめておきました。
もしかしたら一方的に覚えているだけだろう…。
そう思ったのです。
でも、意外と覚えていてくれているものかもしれません。
それは今となってはわからないことですが…。
ところで、門脇先生ももう定年と云う事で、なんだか淋しい気もします。
今日の講義の題は「想えば遠くに来たもんだ――ヘーゲル、ハムレットそれに親鸞が出会うところ」。
なんだかとっても門脇先生“らしい”題だなぁと思い、ちょっぴり嬉しい気持ちになったのもここだけの話です。
講義の内容も17年前と変わらず、さらに懐かしい気持ちになりました。
やっぱりこの先生の下でもっと真面目に勉強しておけば…、或いは遣り直すことができたなら…、そんな風に今でも思います。
講義終了後、何人かの人たちーおそらく卒業生でしょうーが先生のところに挨拶に行っていました。
僕も直接ご挨拶させて頂きたかったのですが、その後別の予定もあり、断念しました。
やっぱり著書を持っていってサインくらいお願いすればよかった…。
夜の謝恩会も同じく行けず、それが心残りです。
またいつかきっとどこかでお会いできるチャンスはあるはず…。
そう信じていたいです。
僕の基本的な考え方として、「生きている限りチャンスはゼロではない」と云うのがありまして(これは既に僕の中である程度疑問符がついてしまっていますが…)、先生が大学を退職なさった後どうされるのかはわかりませんが、願えばきっと叶うと思っています。
そういえば今日の最終講義には沢山の人たちが集まっていました。
僕は学生時代はサークル以外にほとんど友人がおりませんでした。
もちろんゼミにも友人はおらず、今日も一人で行ってきまして、他に懐かしい顔が…、と云いたくても云えないのがこれもまた残念なところです。
もし20年分時間を巻き戻すことができたなら…。
それは思っても仕方のないことです。
とにかく、今日はとても素晴らしい一日でした。
美味しいつけ麺を食べたこと、面白い映画を観たこと、色々あったけれど、兎にも角にも門脇先生の最終講義が聴けてよかったです。
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