日本の統治能力に対する“国際審判”が下されるまで、あと僅か。

官邸や霞が関界隈に一定期間出入りする報道メディア経由・・
陽性反応の出た乗車タクシー運転手経由によって、既にその前から
「政府中枢」にウイルスは侵入している可能性が相当あったわけで・・

その点で、この客船経由は「更に上塗りされた格好」、
一層“強まった”格好・・ということが言えてしまった、と。

言うまでもなく「ガバナンス」。「統治能力の絶望的な欠如」。

あらためて言えば、この感染現場が例えば十分な体制の整っていない僻地地方の、
地方公務員や末端医療現場等ならいざ知らず。
これが「中央政府の当該担当」で、かつ内閣官房というまさしく“本隊中隊長レベル”が
あっさりやられるということが、どれほど深刻な状態であるか、だ。

このままなら、感染拡大は霞が関・永田町、そして政府官邸にまで及ぶ・・
いや、既に及んでいる・・と考えておいた方がいい。
結果的に発症や拡大がされなかったとしても。

折しも、イギリスが東京五輪の代替地として乗り出したとかいう報道が出ているが。
無論、多くの人々への影響、即ち「世界的な影響を懸念」しての理由付けが
最も大きいのだろうけども。

が、内実としては「統治能力のない政府が下支えする五輪」についての世界的不安を、
英国が成り代わり解消しますよ・・という強いメッセージだとして、
どれぐらい日本の大衆が理解出来るか、受け止められるかだ。

で、当然ながらこれは単に五輪という「一祭典」に留まる話では全くなく。
外交、経済、文化・・様々な分野について、日本政府が主となる行為や事柄を対象に、
“信用不安”や“国力・政治力の状態評価”に大きく影響して来る、というわけだ。
即ち「日本に対する国際評価の著しい失墜」。

五輪をフィルターとして、全世界から一挙に日本の統治能力を評価される・・
発症国である中国よりも、信頼性を大きく落とすなんてことは極めて大問題なんであり。

さすれば最悪の状態・・つまりは「メンツ優先でゴリ押し」をし、
開催や運営の隅々に影響が表出しはじめ、更に信頼を損ない続ける恐れに鑑みれば、
それでも損失は大きいとは言え、「開催を他国に代替する」という“英断”が
出来るか否か・・まさに「政治決断の如何」を突きつけられよう。
決断の時期や経緯、内容によって、早ければ早いほど「損失は僅かにでも少なく済む」。

しかし。その決断に対する国際評価以前の話として・・。
官邸経由、霞が関経由によって「安倍晋三が感染した瞬間」、
または「政府首脳の誰か」に感染した瞬間・・

有無を言わず【日本の統治能力は決定的にない】と審判が下される。
幾ら国内の一部勢力が反発しようとも。

そのカウントダウンは、既にもう始まっていると解していい。。

■厚労省と内閣官房の職員が新たに感染　クルーズ船で業務
(朝日新聞デジタル - 02月20日 15:33)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5980420