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2020年03月05日14:16

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映画「デジモンアドベンチャー Last EVOLUTION絆」★★★★

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ラスボスσ(゚∀゚ )オレ?→私の「てふ」というHNは、02の及川悠紀夫がDWで蝶になったからだったっけ。主題歌「Butter-Fly」だったのが、そのシーンの元なんですよね
7年間大学生やってるモラトリアム1号は、まさに選ばれし子どもたちと同じ赤い目になってそうです。頭上に彼岸花も咲いてそうですーー;
「私は大人になりたくないんじゃない。働きたくないんだ!!」←同じことだ!!
とか、昔、子どもたちと見たデジモン、大人になった子と見て苦笑いでした。
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総じてデジモンアドベンチャーテイストが全編通して流れたいたので、素直に続編として楽しめました。「tri」は2作目で挫折して、3作目見てないでので、そこからの流れはわかりませんが、02ラストシーンに至るまでのエピソードとして違和感なかったです。
新世代クリエーターの中に脚本が大和屋暁さん、スーパーバイザーに関弘美さん、ベテランが入っていたからかもしれませんね。
懐かしい音楽に懐かしい映像、懐かしいデジモン達、キャラの声優陣は一新していましたが、ヤマトと光子郎はキャストが変わったことを感じないほどとても声が似てて、好感持てました。
一方、藤田淑子さん、和田光司さん、水谷優子さん、有澤孝紀さん、坂本憲生知さん・・帰らぬ方々のクレジットが脳内映像に流れます。
現実世界の20年で、失われたもの、変わってしまったものも少なくないことを思うと胸が痛みます。

この映画はおおむね満足ですが、テレビシリーズにはまった私としては、やはりデジアド世界観を確立した角銅博之さんが手掛けたデジモンアドベンチャーを見たいですね。
角銅さんとまさきひろさんが執筆された小説「デジモンアドベンチャー」は、テレビの世界観と同じだと私は思っています。

以下ネタバレの愛あるツッコミ++++++++++++++++++++++++++

〇安定を望む意思の暗躍
ええと、確か、DWは、進化を望む意思(光)と進化を望まない意思(闇)、相反する二つの意思のバランスによって成立している。二つの均衡がとれた状態を望むのが、DWの安定を望む意思で、その意思のエージェントとして実体化してるのがゲンナイさんだったんだよね。(うろ覚え)
一作目無印が「進化できなかったデジモンの怨念」を闇が利用したことで起きた事件。
二作目02は「選ばれし子どもになれなかった人間の怨念」を闇が利用したことで起きた事件。
今作、太一とヤマトが居酒屋で飲んでる時、周囲のざわめきの中から「大人になんかなりたくないのよね」と聞こえて来た瞬間、「今回の事件はこれだな」と即わかり。
「大人になれない僕らの強がりをひとつ聞いてくれ♪」

〇02ラストシーン
全世界ファンタジーの最高峰「ハリーポッター」のラストシーンは、02のラストシーンをパクったかと思えるほど、ほぼ同じでした。どちらの作品も素晴らしいラストだと私は今でも思います。
でも当時、あのラストを受け入れられないネットユーザーも多く、その多くはカップリングだったんですが、印象に残っている感想として、デジモンは子どもの時だけ見えるもの、子ども時代の秘密の世界であって、大人になっても見えたら一気にリアリティがなくなるというどなたかの投稿でした。
生涯デジモンがいたら、親友も伴侶もいらないし、家庭もいらないだろうって。
今回も太一は親友であるヤマトよりアグモンとの絆が最優先ってのはどうよってのはあるよね。
というのも、子どもにとって現実である空想世界を喪失することが大人になるってことだよ、と、ファンタジーのデフォとして、私達には刷り込まれてるんだよね。
当然、20歳を超えた選ばれし青年たちもその既成概念を打ち破っていくストーリーはあって然るべきかなと。

〇怪しい人には気を付けよう
子どもじゃないんだから、ある日突然現れて、世界のための戦ってくれという大人は絶対変だよ。疑えよ<光子郎 こいつら絶対怪しいだろって心の中でツッコむ私。

〇消滅の規則性
メノアのパートナー消滅が早かった理由と、バトル回数が多いと消滅時期が早まるってのはなんか、よくわからなかった。
だって、メノアは全然バトルしてないよね。
無理なバトルなら、遼とサイバードラモンはもう終わってたりして(笑)
あとは年長の丈はどうなんだとか、早く大人になりたいってのは、大輔も思ってたよね。大輔とメノアはベクトルが違うの?
最初のバトルで、オメガモンがあの場面で退化したのも、二人が大人になることへの不安が高まったタイミングでなかったので、過去の戦闘経験と比較して不自然かなって。

〇デジモンとの別れ
太一もヤマトも今まで何度も泣いてデジモンと別れても、必ず再会できたし、たとえ離れていても心は通じてたよね。どうせまた会えるって信じれば叶うって、何度も経験して来たよね~〜、そんなに悩まなくたって大丈夫だよ、。って思えるアグモン、ガブモンはごもっとも。まあアグモンは太一の心で、ガブモンはヤマトの心だからね(^^)
そんなに嘆かなくてもって、泣くなよヤマト、エンジェモンを失った幼いタケルが通ってきた道じゃないか^^;」太一とヤマトの苦悩に感情移入できない私。
ちなみに、デジモンはDWで消えるとデジタマに戻ります。なので、あのあと残り時間わずかな段階で、DWに行ってみるってこと二人は考えなかったかな?
RWでデジモンが消滅するとデータが薄くなって空気を漂いますが、何か強く未練があれば幽霊として実体化できます。ウィザーモンみたいに、モルフォモンも幽霊になって、メノアに思いを伝えてほしかったんだけど・・・パートナー関係が希薄だったんだね。
「生きている限り最愛の者ともいつかは永別する、絆ある者たちはみんな君の心の中に生きてるんだよ。」

〇空の選択
普通最後には仲間全員そろって、ラスボス撃退!!ってのが王道。なのに、どうして空が最後まで共闘しないのか、良くわからなかったです、想像にゆだねられてるところでしょうか・・・・とはいえ、妙にリアリティあるなって思いました。
世の中戦う者もいれば、不戦を貫く者いる、どっちもいていいよという存在の多様性が認めてるのが、デジモンの特色なんだよね。
それぞれに抱える複雑な家庭事情を描いたことが、それまでのキッズアニメとは違ってました。空は、ピヨモンとの関係性を通し、母親の気持ちを知ること出来たんだっけ。
そのあたりなのか・・・・
あるいは、カップリングの微妙な問題を避けたのか・・・。

〇性徴
子ども時代は自分の育った環境がその子にとって重要なんだけど、青年期になれば自らの力でで自分の生きる環境を作り、自分の家庭を築くことを考え始めます。なので、10代前半のように両親が出て来ないのも、全然不思議ないですが、思春期になっても誰ひとり恋愛が描かれないtというのもキッズ作品の続編としてはかなり不自然だと思いました。
その辺の描写は避けてるのかな。

〇2010年の現実世界
2010年、震災一年前の大学生達なんだ。ゆとり世代で就職氷河期だったんだよね。
2010年22才ってことは、今年は31歳??今や選ばれし中年なのね(笑)そろそろ結婚出産をしてる子もいれば、仕事ばりばりしてる子もいそうです。
D3が世界中どこでもドアというのは、出入国管理法上大問題なので、確かにDWに大使館は必要ですね。太一頑張れ!!って太一は成績も運動も得意みたいです。
割と時代考証はしっかりしてて現代っぽくなってるんだけど・・・医学部5年生は一人で診察しないなあ。。。
一番のツッコミどころナースキャップ、2010年に誰もかぶってませんよ~(^^;)

〇デジモンアドベンチャー
羽生譲君が好きな音楽に「Butter-Fly」を挙げてましたが、うちの息子と同学年だったので良くわかります。仙台のデジアド視聴率は15パーセントを越えてました。ポケモンが平日4時台の放映で小学生には見られない時間帯だったのもあります。
また羽生君はアスリートゆえにテレビを見る時間がなく、音楽を聴く時間もなかったので、日曜朝デジモン見るくらいだったとも語ってたと思います。スポーツや音楽のプロを目指したり、中学受験に取り組んでる子はテレビ見る時間そんなにないですもん。
うちもテレビは、キッズアニメとニュース位しか見なかったので、嵐もSMAPも知らずにだんだん高学年になるにつれて派手な友達と話が合わなくなったようです。

〇帰国子女&飛び級
関さんは、帰国子女や飛び級という子を出したがりますよね。帰国子女の生きにくさみたいなものは良いと思うのですが・・・確か一乗寺賢のモデルが飛び級の子だったと記憶してます。今回もそうでしたね。
確か千葉大の飛び級の子たちの追跡調査では、一流の研究者として最前線で活躍してる子が大多数という記事を見た気がします。
日本は欧米に比べギフテッドが育ちにくいという側面もあるんです。各国の調査で日本だけが成績が良い子が虐められるという特殊なデータが出てます。
https://president.jp/articles/-/29568?fbclid=IwAR0LFMi3AEkgg4Q2ho2I8IF_OhTemGvtDAV10Ut-sDJeWmg5ric0bM2X13w
スポーツが出来る子、お勉強が苦手な子が心身健全で、お勉強が出来る子=闇に落ちる、心に問題ある、というステロタイプの描き方を日本のテレビはしていないか、ちょっと考えてもいいような気がします。
この頃からスクールカーストという現象が起きていて、地味で真面目な子や天真爛漫な子が最下層で、外見派手な子や運動が出来る子が上位層になり始めた時代の子たち、就職難を経て今どうなってるやら・・・・
「ファンタスティックビースト」は、社会的に不遇で虐待されてる子の怨念が闇を増大させてましたね。
いじめや虐待の背景には、今でもディケンズの「クリスマスキャロル」に通じていて、無知と貧困、そして弱者への無関心がある気がします。
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〇02ファン
「絆」は無印ファンにはすごく良い映画だったと思います。
デジモンの映画ファンにも、ボレロから始まり、02の夏映画のようなシーンもあって映画シリーズの雰囲気も醸し出してて良かったと思います。
でも個人的に賢ちゃんファンの私は、大賢の活躍がなく実質02はエキストラ扱いだったので、★一つ減りました(おい)
大輔なんか、不安も悩みもない闇を持たないスーパー選ばれし子どもだから、今回の敵の心理作戦になんか負けない強さがあるのに。大人になることを恐れないし、ブイモンが消滅する不安なんか持たないから(笑)
ウォレスを私は見つけられませんでしたが、1号はめざとくテリアモンとロップモンを連れた青年を見つけたそうです。そうか、いたのか。
エンドロール、クレジットに知ってる名前を探してたので、賢ちゃんが何をしてたか見ないでしまった。もう1回見ようかなあ・・・・でも賢ちゃん出番少ないし・・・・
どうせ、おばちゃん向け映画じゃないからねーー;と拗ねてたり。
プログラムめくってた1号が「なんで、ワームモン?!」と声を挙げましたが、本当だ。なんでアグモンやブイモンでなく、リアルスケールのワームモン1万円で販売するのぉお?
これは私に買えってことかしら(違うから)。
買おうかどうか迷うところですが、02のキャラが活躍する続編がありそうなら買おうかな(おい)
そして出来れば角銅博之監督に関わってほしいです(願)竹田欣弘作画も見たいなあ。。。
フォト ←うちにもいるよ。小さいけど。

〇ママ友
20年前、子どもと一緒にはまってしまったママ友さん達と去年夏に久々にオフ会しました。
皆さん、今回の映画見ましたか?またそのうち集まって、感想語り合いましょうね。

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