mixiユーザー(id:1418555)

2019年12月18日02:32

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すごいんだけどおバカな殺し屋の映画

11年にリュック・ベッソンの総指揮と脚本で作られた「コロンビアーナ」を見た。
ゾーイ・サルダナ(アバターとかスタートレックのウラ中尉の人ね)演じるヒロイン、カトレアがアホなのか賢こなのかようわからんのよ。

コロンビアに住むマフィアの娘、8歳のカトレアの生活は、両親が敵対するマフィアのボス、ドン・ルイスに殺されたことで一変する。
命からがらアメリカ大使館に逃げ込み、知恵を使ってシカゴの叔父、やはりギャングのまとめ役みたいなのをやっているエミリオのところまでたどり着いたときのカトレアは実に賢い。

復讐を誓ったカトレアはそのときから殺し屋になるための修行を積み、15年後、すでに22殺害の実績を誇る一流の殺し屋に。
エミリオに内緒で、カトレアは目的を達成するとターゲットの胸にカトレアのイラストを残し続けていた。
ドン・ルイスに対するメッセージで、自分はまだ生きているぞ、いつかお前を殺しにいってやるとの決意表明として。

いやちょっと待てよ、殺し屋がわざわざ自分やとわかる証拠を残していくって、70年代ならともかく、いまの時代は捕まえてくれと言わんばかりの愚行やで。
案の定、そのメッセージは情報提供と引き換えにCIAによりアメリカ国内で保護されていたドン・ルイスの元へと届くこととなった。
エミリオはさすがに自らも裏社会の人間であるだけに、カトレアに、おまえそんなことしとったら危ない、いますぐやめろと滔々と諭した。
しかし、復讐の念に燃えるカトレアはアイコンを残すことをやめず、それがまた新たな悲劇を招いてしまう。
カトレアの所在を掴もうとしたドン・ルイスの手先によって、祖母が殺され、エミリオも拷問のうえ惨殺されてしまったのだ。
おじさん、おばあちゃん、ごめんなさい、私が悪かったと悲嘆にくれるカトレア。

をいをいちょっと待ったらんかい、姉ちゃん。
前々から言われとったやん、エミリオから自分の足跡を残す殺し屋がどこにおんねん、しかも誰だかわかるようになんかしたら、いずれ尻尾をつかまれてひどいことになるぞって。
起こるべくして起こったことを前に後悔してどないすんねん、ごめんで済んだら警察はいらんぞ。

リュック・ベッソンってたまにこういうのやるんよな。
話のおもしろさを優先するあまり、整合性を無視するってね。
まあ、おもしろかったけどな。
そやけどやっぱ気になってしもた、なんでこんなにクレバーやのにワイズさは皆無なのよ、この女はってね。
警察に尻尾をつかまれるのも、恋人にベッドで撮られた写メが原因やし。

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コメント

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