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2019年10月29日14:49

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洪水による放射能汚染拡大

アメリカの原子力技術者、アーニ・ガンダーセンさんが、洪水による放射能汚染拡大への警告を発しています。

ガンダーセンさんは、新たな長期的な脅威を意図的に無視、と表現しています。

以下、福島での台風 19 号による洪水に関連する被曝の危険ついてのフェアウィンズ・ サイトの無署名記事の翻訳です。
翻訳されたのは渡辺悦司さんで、とりいそぎの仮訳ですので、ご了解ください、とのことです。
………………………………………………

福島県で少なくとも 14 の堤防が決壊(仮訳)
原題:
https://www.fairewinds.org/demystify/brief-fukushima-prefecture-update?fbclid=IwAR15JXwG7kREcqEmQUjlxNVu-urNTl7zOASC-eLr2vPM6Zbb4saQgaK85lk
2019 年 10 月 16 日
マギー・ガンダーセン編集 渡辺悦司訳
世界の報道機関は、日本の少なくとも 66 人の住民が台風 19 号(ハギビス)の結果として 死亡したと報道している。心よりのお悔やみとお見舞いを日本の人々と犠牲者のご家族に 申し上げる。
ロイターのニュース報道に我々は注目した。同社の調査では、明らかに福島県が台風によ る最大の被害を受けた地域であるからだ。ロイターの記事「救助隊が泥の中を進むなか、 日本の台風犠牲者数は 66 に上った」は次のように伝えている。「犠牲者の数が最も多かっ たのは、東京の北にある福島県だった。同県では農業が主要産業だが、そのいくつかの都 市を蛇行して流れている阿武隈川に沿って、少なくとも 14 ヵ所で堤防が決壊した。
NHK によると、少なくとも 25 人が亡くなり、その中には洪水に襲われた母と子供が含稀て いる。福島県の大都市の 1 つ、郡山の住民は氾濫は突然の出来事だったという。警察は、 誰も取り残されておらず救助が必要な人はいないかを確認するために戸別調査を行ってい た。「川はこれまでこんな氾濫をしたことはなかった。家が完全に流されてなくなったケー スも多くある。私は、ハザードマップを書き直すか、避難計画を考え直す時であろうと思 う」と、イシザワ・マサハル氏(高等学校学校教師、26 歳)は言った。
福島県はきわめて山地が多く、主としては田園地域である。2011 年に 3 基の福島原発の原 子炉がメルトダウンしたことにより、放射性降下物が日本中に拡散した。交通手段のない 山間地帯ではそのような放射性降下物の除染は不可能だが、そのような場所は福島県の至 る所にある。
人口の多い東京でさえ、メルトダウンの 1 年以上後に、フェアウィンズがランダムに選択
した土壌サンプルを調査したところ、それらサンプルは、米国内であれば「放射性廃棄物」 と見なされるべきものであることが明らかになった。そのことを我々はフェアウィンズの ウェブサイト上の動画で議論した。
2011 年の日本の核災害後の除染作業によって集められた樹木が入っていたフレコンバック が台風 19 号による洪水によって流された。(ロイター/ハナ・トオル)
今まで行ってきた研究から我々は、日本において、台風 19 号によって誘発され、今後も引 き続いて起こるであろう氾濫によって、大量の放射能が、高度の高い山地から、低地にあ る都市や町や農地に移動しつつあるという確信に到達せざるをえない。我々は、福島県に 何回か旅行し、(土壌の)放射線サンプリングを行ったが、その分析は、この洪水以前に、 土壌のなかには、膨大な量の放射能が捉えられ残留していたことを証明している。
現在、豪雨とその後の河川の氾濫と堤防(ダム)の決壊のために、この放射能汚染土壌は、 山地から、人々が暮らし農作物が栽培されるいっそう人口の多い地域へと、移動し拡散さ れようとしている。もう一度言うが、政府当局と救助機関(消防・自治体・警察・自衛隊 ―訳者)は、この新たな長期的な脅威を意図的に無視しようとしているのか、あるいは JAEA (日本原子力研究開発機構)や原子力産業がこれに関連する途方もない健康リスクを当局 に伝えていないかのいずれかのようだ。
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