と言っても自分のことではない。
就職指導の担当をしていた時に企業から話を聞いた。地場産業(企業)は地元の高卒を求める。福利厚生の手厚い大手の企業は高卒の枠は狭く指定校で決まることが多いから、そこから漏れた(?)中小企業の求人が多い。
石川県は地場の中小企業が多く、例えば富山のアルミ関係やYKK、日本カーバイド、福井の熊谷組等すぐに名前が出てくる大企業は少ない。あえて言えばコマツ(小松製作所)ぐらいか。
今は中小企業も福利厚生の面だけ言えば大手とそう差はない。賃金はむしろ高い。そうしなければ志望者が集まらないからだ。中小企業に限らないが、ある程度使える状態になるまでには少なくとも10年ほどかかる。だがそこまでがんばるケースは少ない。
「〇〇高校のような実業系から来る生徒はやめないんですが、普通高校から来ると続かないんですよね」なんてストレートに言われたことも何回もある。高校入学の時点で就職を視野に入れていろいろな資格を取って備えてきた生徒と、漠然と就職ねなんて言う生徒では残念ながら差が大きすぎる。
就職指導である程度仕上げるから受験は(?)はクリアできても、その後の社会人(企業人)としての対応までは指導できない。そこは社内教育でやってくれと言いたいが、中小企業の場合にその余裕がないことが多い。
というわけで、最短1日、長くて3か月もたないでやめるケースがとても多い。1年後に残っている卒業生が、ざっとみて3割程度か。自分の無力感を感じるな。
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