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2019年09月29日19:11

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9月30日の誕生花・アンゼリカ

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9月30日の誕生花と花言葉は、林檎[リンゴ](誘惑・選ばれた恋)、シュウメイギク(忍耐・薄れゆく愛・多感)、杉[スギ](雄大) 嵯峨菊[さがぎく](高潔)等々があります。今回は、アンゼリカ(ししうど)を取り上げます。花言葉は、「インスピレーション」です。

アンゼリカは、セリ科シシウド属の植物です。別名はセイヨウトウキ(西洋当帰)と呼ばれています。アルプス地方原産でヨーロッパを中心に古くから薬用・食用のハーブとして用いられています。冷涼な場所を好み、元はアルプス、ピレネー、ボヘミア等の寒冷地で自生していた植物ですが。現在のように欧州諸国に広まったのは、北欧からバイキングがもたらしたようです。日本に自生するシシウドやアシタバをはじめ、世界に80種程が分布しています。茎を砂糖漬けにしたものがケーキのデコレーションなどに、葉は魚や果物の風味付けに使われ、日本ではフキの砂糖漬けが代用されています。
アンゼリカの名前の由来はラテン語で天使をあらわすAngelicusエンジェルを語源とし、種小名archangelicaは「大天 使の」という意味になります。ヨーロッパ諸国では「天使のハーブ」、「聖霊の宿る根」とも呼ばれ、その名の通りヨーロッパでは古くからこの芳香が悪魔を退け、病気を治すと信じられてきており、中世ヨーロッパでは「魔女の霊薬」としても用いられてきました。悩める人びとを救うメディカルハーブとして中世では最も重要なハーブのひとつに数えられ、今日でも愛用されています。胃がむかつくときや食欲のないとき、あるいは体が冷えるとき、気力・体力の衰えを感じているときに、ハーブティーなどに用いられました。干したアンゼリカの根や茎、葉、種子は胃薬、駆風(くふう)剤(腸管内にたまったガスを排出する薬剤)、興奮剤に利用され、また根から抽出した精油はジンやベネディクティンなど のリキュール類の香料に使われ、茎や葉柄は洋菓子やケーキ類の色づけ、香りづけに用いらます。
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