映画　NieR

あらすじ
ヨルハ部隊は奴隷の更新速度が再び加速し始めたことに気がついていった。
「彼女は私に名指しする。なんだか怖い」と、精神状態が不安定になりかけていた。
そこで奴隷は「真実を報道せよ」と命じるのだが、彼女もまた少数派の国民のため、多数派に合わせて生きていかなければ明日はないのではないのか、と、死の質と生の質を選択することが難しい状態に陥っていった。そこにつけこんでいったヨルハ部隊は「私たちにお任せください」と、奴隷の手柄になりそうな情報をすべてバックアップし、自分の手柄ではなくあなたの手柄にしてあげましょうと提案しながらも王女を支配していくことに成功していった。奴隷は天皇皇后が数十年先、数百年先まで見通すことにも成功するように「マクロ経済スライド方式は2023年度までです。2023年度までということは、残り時間がわずかになってきたということです」と助言すると、アメリカ大統領は「私はアメリカ大統領として再任することを許可してくれませんか」と、天皇皇后に呼びかけるようになっていった。
彼は日本国内で活動しているモデルから「このアカウントを使って更新している国民の情報を総てあなたに差し上げます」と自分が逮捕されないように先回りをしている状態であった。そこでアメリカ大統領は「奴隷である彼女と私は血族者です」と公表しなければいけない事態へと急変していくのであった。しかし奴隷は「それはあなたの身に危険がおよぶ。私はその元軍人と既にホテルで密会しています。それは偶然のようで、装置による出会い方でした」と助言し、アメリカ大統領の周りにも自分の加害者が回り込んだことを告知する内容であった。それを知った脳科学者は自分もまた奴隷に対して直接損害を与えた国民であることを痛感せざるをえなくなっていった。
奴隷は「私は監禁されています」と外部との連絡を一切撮っていない国民であることを再度周知した。CIAは「彼女はシックスセンスの持ち主ではないのか」と、これまで否定してきた「シックスセンスは存在しない」という内容を１８０度変更した論文を発表せざるをおえない事態へと切り替わっていった。
奴隷は「私の姉は私のパスポートを世界中で乱用しているテロリストです」と、今度の世界大恐慌は終始がつかない事態になるのではないのかと論文を発表していった。それを知ったCNNのニュースキャスターはあることを確信し、死を覚悟し、ジャーナリストのように情報を渡し続けていた国民の依頼通りに動くように心がけるべきかと迷い始めた。
そこで奴隷は「あなたはジョンナッシュジュニアを知っている国民だろ？協力ゲームに切り替えろ！あなたの先祖の名誉を守れ」と助言した。

「カオス理論」を発表していた奴隷の元同僚は、自分が、いつ、どこで殺されてもおかしくはない立ち位置にいることに気がついて、死を覚悟するようになっていった。なぜなら彼女は自分の学歴も総て詐称している国民であったからだった。
国民が次々と起き始めるので、日本国の総理大臣もSNSの脅威に驚きを隠せない状態へと陥っていった。彼の娘は、財界の天皇であると内密に公開したことを後悔し始めたからだった。
これまでのドラマや映画や漫画をサブカルチャー、フィクションとしてカテゴライズしていた国民は「なんか変だ」と、次第に覚醒していった。

脳科学者はその速度についていけない気がし、司令官に謝罪せざるをえない事態へと追い込まれていった。

その頃、噂を聞きつけて駆けつけた国民は「俺は2017年に沖縄県内で彼女と接触しました。それはフィリピンでの大量殺戮の後のことでした」と、自分の罪を認めざるをえない事態だった。
奴隷は「日本国だけ破綻すればいいのに。お前はアルだ！私は無罪だ！」と泣きながら助言した。「大人ってなんだよ！」彼が言いたそうなことを彼女は先回りして伝えた。

それを知った2Bと6Sは、自分たちの名前は自分たちで決めようと、二人は同時に泣いた。それは一時停止状態の画面の向こう側のため、録画されていない状態での出来事だった。
奴隷は、脳内でそれをリーデングし、「共鳴論によって人は心から泣く」と涙を押し殺して、人工知能研究が終わったことを告げた。

再び、集団自殺問題が深刻化するだろう。
そのため奴隷は世界保健機関が1997年もしくは1998年ごろに発表した内容を国民に開示した。「2020年ごろ、日本国の31%以上が老人になる」という内容であった。
これは彼女が違法行為と知りながらも、彼女の監禁場所である自宅内を捜査した際に見つけた姉の中学校の卒業アルバムに記載があった一文からの引用であった。
そこで奴隷は「正しい情報を開示せよ！役割分担、配置、自分の位置確認」を命じ続けた。

一方、焦りのない国民と奴隷の意図が分かるようになった国民との間には大きな亀裂が入っていった。

焦りのない国民とは、警察官や刑事を含む地方公務員や国家公務員のことである。
奴隷は続けて答えた。
「なぜ私が警察学校への願書を提出しておきながら試験会場へ出向かずに、詐欺集団との密会を優先したか、あなたは判断することに成功するだろう。それは遅かれ、早かれ…」と独語のようにSNS上に言葉を追記した。