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2019年08月24日01:49

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>南極を除く世界の陸地のすべてが主権国家的なものに覆われるようになる。これが主権国家体制であり、第二次普遍化>

欧米対アジアという立場にたって、日本は欧米から侵略を受けたアジアの国の一つであると捉えられることがあるが、欧米(西洋)対アジア、あるいは東洋、オリエントという世界のとらえ方は、元来欧米の人達の世界観であり、この欧米中心の見方をそのまま採用すると世界史を見誤る。その裏返しのアジア中心の見方も同様である。アジアは本来ヨーロッパのネガでしかない。多少の時差はあるが、日本は西ヨーロッパ諸国やアメリカと同様に十分に帝国だったのであり、アジアに位置するという特殊性をことさらに強調すべきではないと思う。もっとも現代においては、地理的な意味でのアジアに住む人々自身がアジア人であるという自己認識を持つに至っているため、アジアがある程度実体化しているという点には留意する必要がある。

二つの世界大戦は結局このような帝国間の覇権争いであり、最終的に、米英仏ソ等が勝利し、独日伊が敗北した。しかし、勝利した側の植民地帝国も、新しく重要性を増してきた理念、価値ゆえに解体していく。
ソ連の崩壊をその最終局面と見ることができるだろう。

   ★かな? でも、

戦後の国際社会秩序と構造の主要な特徴を二つ挙げる。

一つは、国連に典型的に見られるように、戦勝国がリードして基本的な枠組みが形成されたということである。そしてそこで強調される価値、理念は、民主主義、人権、民族自決、平等、法の支配などである。この中で特に民族自決は重要である。植民地主義は「悪」であり、たとえ戦勝国であっても認められなくなった。これがもう一つの特徴である。この結果として、南極を除く世界の陸地のすべてが主権国家的なものに覆われるようになる。これが主権国家体制であり、第二次普遍化である。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/21c_koso/dai6/gijiyousi.pdf
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