朝食付きのホテルだったが、函館に泊をとってどんぶり横町に繰り出さないわけにはいかない。漁火丼がお気に入りの店には行列ができていて30分以上も待たされてしまった。こんなことは初めてだ。他の店と食べ比べたこともあるがやっぱり此処に落ち着いてしまう。他の店に行列ができていなかったから、この店の真価が漸く人口に膾炙してきたというものなのかもしれない。
さて、快晴に恵まれた函館から目指したのは、砂原陣屋。いつも松前まで足を伸ばしてタイムアップとなりここまで攻城を果たせないでいた。今回は此処をターゲットとすることで漸く訪れることができた。きれいな土塁が残っていて草刈りもきちんとされていてとても良かった。水産工場の入口になっているのはご愛敬。
メレンゲの角のような山頂をなかなか拝むことのできない駒ヶ岳も大沼越しに楽しむことができて満足である。戸切地陣屋、トラピスト修道院と再訪の地を巡って乗り込んだ二度目のH5系のグランクラスでは前日、函館駅でつまみも用意しておいたので片っ端からアルコールをいただいてしまう。おかげで、夕飯と晩酌はパスしてしまった。短いながらも最高の避暑地での旅となった。灼熱の群馬への帰省はちょっと憂鬱である。
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