続きの東北・北信越編です。
宮城
大方の予想とおり、とはいえ決勝がここまで派手な打ち合いになるとは思わなかった。
仙台育英は１年生が粒揃いのようで、しばらく黄金時代だろう。
そう考えると、今年は東北で良かったかもしれない。
来年以降より今年の方がチャンスあっただろう。
仙台育英は２勝前後の期待はできるだろう。
来年再来年の上位進出を見越して、経験を積んで欲しいところ。
東北はまだ、そこまで衰えてなさそうで安心。
やはり切磋琢磨するのに、ライバルは必要と思う。
福島
はい、13連覇ですか。大会中まったく話題にならなかった県です。
聖光が強すぎるというより、他は不甲斐ないような気がするのですが。
作新学院の９連覇とは性質が違うような気がする。
全国では１勝止まりではなかろうか。
そして、いい加減そろそろストップする勢力が出て欲しい。
仙台育英の佐々木監督が就任した学法石川には期待したが
１年目では難しかったか。来年以降に期待。
新潟
ここも大方の予想通りで、県内は敵無し状態。
ここは確かに強いのだろう。２勝から８強を期待したいところ。
新潟も大会を通じて注目することがなかったです。
長野
波乱も波乱。愛知と長野が一番盛り上がったのではないだろうか。
もともと佐久長聖・上田西・松商学園に東京都市大塩尻・東海大諏訪がどう絡むか
という感じで、この５校が有力だったはず。
初戦で佐久長聖が松商学園にコールド負けしたのは驚いたが
さすが松商学園は夏に仕上げてきたかという感想だった。
勝ち上がるにつれ、上田西の強さが目立つようになり、
この対抗は東海大諏訪か、というところで、この２校が分かれる準決勝となり
決勝の組み合わせは見えたなと自信を持ったところ、その逆を行かれた。
飯山は確かに県内ではそこそこ強いと聞いていた。
が、上田西を完封できるほどとは思わなかった。
ましてや伊那弥生ヶ丘などという高校は聞いたことがない。
こんな決勝の組み合わせなら、どっちが勝っても大歓迎、
むしろ両方とも出したいというレアな顔合わせとなった。
長野でレア校が出るのは松代以来だなあ。
飯山は、投手が良さそうなので、どこ相手でも勝負になると思うが
１勝できるかどうか、といったところだろう。
伊那弥生ヶ丘は今後、上位の常連になって欲しい。
強豪私学にとっては良い刺激となっただろう。
こういうことがあるから、高校野球は面白い。
ただ上田西はかなり強そうだったのに、勿体ない。
富山
あまり前評判の良くなかった高岡商だが、きっちり夏に仕上げて来たなあ。
これで３年連続、すっかり富山の盟主になったようだ。
この監督は優秀だと思う。
富山第一を久々に見たかったが残念。
富山は徐々にレベルアップしていると思う。高岡商には２勝目指した欲しい。
石川
結果は大方の予想通りながら、思った以上に何度も苦戦した。
県内の学校が打倒奥川に向け頑張ったのだろう。
遊学館も小松大谷も良い勝負だったが、やはり準決勝の鵬学園戦が最高だろう。
中学生の同級生との対決は思うところもあったろうし
小池田の意地と気迫も並ではなかったろう。
良い勝負であった。これが高校野球の醍醐味でないか。
さて星稜は８強は堅いし、４強以上を期待したいところだが
打線が不安である。投手奥川は、ほぼ打てないと言って良い。
打線がきちんと援護できるか。打線も奥川頼みでは先が知れている。
また監督の迷采配で、２回戦までに姿を消すことがないよう期待しておく。
福井
結果自体は大方の予想通りであるが、丹生高校の玉村がここまでとは…
啓新・工大福井を倒して、敦賀気比相手にもほぼ失投無し。
新聞には触れてあったのですが、高校自体が初めて聞くし
ここまで来るとは思ってなかったです。
ここまで来たなら、全国デビューして欲しかったが、残念。
敦賀気比は、５年ほど前の強さは失われたように思う。
期待値が１勝、組み合わせが良くて２勝といったところではないか。
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