吉本興業の闇営業問題

一応、前回のブログで予告っぽい感じにしてしまったので、
ここらで触れることにします。

そもそも会社が副業や直の営業を許容（黙認）しているのであれば、
所属タレントがいわゆる闇営業を実施していることは問題ないです。
今回の問題はその闇営業の相手が詐欺集団で、享楽的なパーティーに同席し、
金銭の授受があり、しかもそれを隠蔽しようとしたこと。

そこから付随して吉本興業の体制の問題が出てきましたが、
これに関しては関係者以外が口を出すところではない。
ところがマスコミがここに乗っかり、一般人がＳＮＳ等でいろいろ言っていることで
論点がずれていってしまって混沌としているのが今の状態だと感じます。

宮迫・亮と会長・社長の溝を埋めるために動いたのがダウンタウンの松本人志。
ここまでは良かった。
そこで加藤浩次が出てきたあたりから、混沌状態が始まったように見えました。
その後は社長会見を受けて、所属タレントがギャラ配分に異議を言い始め、
問題が日に日にすり替わっているような状態に陥ってしまいました。
「船頭多くして船山に登る」なんて言いますが、登場人物が多くなってくると、
どんな物事でも訳が分からなくなっていきますね。

加藤浩次はいろいろ想いはあるでしょうけど、ここは冷静に言動を極力控えてほしい。
相方が解雇され、復帰に時間はかかったことで会社への不満はあるでしょうけど、
復帰を許してくれたのも吉本興業なわけですし。
社長会見を受けて、ギャラ配分に文句を言い出す所属タレントは論外。
相手が劣勢の状況で一気に逆襲に出る気持ちは分からないではないが、
今回の問題と直接の関係はないところは弁えないと。

ナインティナイン岡村のオールナイトニッポンは今の吉本問題を
キレイに冷静に笑いを入れて上手く説明してましたね。
「抑えるところは抑えて、今一度みなさん冷静になりましょう。
　皆さん落ち着いてください。」と何度も呼びかけていました。
「今回の件で加藤浩次がやめる必要がどこにもない。そもそも関係ない。」
「ギャラ問題等は会長・社長に距離が近い先輩に言って託せばいい。」
※一字一句の文字起こしではなく、発言をある程度まとめています。

「でもプロ根性で乗り越えましょう。」
この岡村の言いたかったことが、松本人志のTwitterの
この言葉に集約されている気がします。