ようやく書くことが出来ました(苦笑)
今月12日からの三連休を利用して、友人二人とドライブ旅行をしてきました。
20代の頃からの友人で、その頃からスケジュールをギリギリまで詰め込んだ強行軍な旅行をしてきて、まあ、今回もそんな感じだったわけです。
今回は友人が京都府舞鶴死で行われる、艦隊これくしょんというネットゲームのイベントに参加するのと、各地の航空機関連の展示施設を見て回りたいというので、移動手段を提供する代わりに私の趣味の城巡りにも付き合ってもらった感じです。
で、一緒の日記にするにはジャンルが違いすぎるので、今回は二つに分けました。
まずは、航空機や自衛艦の一般公開などから。
初日に訪問したのは、浜松市にある航空自衛隊浜松広報館、通称「エアーパーク」
航空自衛隊浜松基地に隣接する施設で、入館料は無料。
地対空ミサイル「ナイキJ」
日本では1970年から配備された、拠点防御用地対空ミサイルで、原型である「ナイキ・ハーキュリーズ」が核弾頭を搭載できた事から、当時は日本が核ミサイルを導入した、と問題視されたミサイル。
マニア的には、こういうものが展示されているのは嬉しいです。
同じく屋外展示されている「パイアセッキH-21ワークホース」
航空自衛隊では「V-44ほうおう」と呼ばれていたヘリコプターで、救難隊などで運用されていました。
エアーパークでは一番マニアック機体だと言える「デ・ハビランドT55バンパイア」
黎明期の航空自衛隊が試験的に採用したイギリス製の練習機。
当時の国防装備品はほぼアメリカ製で、バンパイアが購入されたのも、あくまで「対抗馬」として「とりあえず」導入した、というのが事実の様です。
が、地上展示機とはいえこの機体が国内で見れるというのは、航空機マニアとしては嬉しい限りです。
バンパイアが搭載している、「デ・ハビラント、ゴブリン」エンジン。
ゴブリンとはヨーロッパの伝説に出てくる、いたずらをして機械を壊してしまう小鬼の意味なんですが、そんな名前を航空機のエンジンに付けるイギリス人の命名センスって・・・(苦笑)
翌日、友人がイベントに参加している間に、自衛隊舞鶴基地に一般公開を見学してきました。
舞鶴基地に配備されている、あきづき型護衛艦「ふゆづき」
ものすごく大雑把に説明すると、こんごう型などのイージス艦を守るための護衛艦で、対空装備や対潜装備を有し、ステルス性も考慮された艦形になっています。
旧来の護衛艦では色々な設備が凸凹していて、レーダー波を乱反射させてしまっていたのを、このような斜めの外装で覆う事によって減少させているわけです。
実際にはレーダーに映らないようになるわけではなく、レーダー誘導される対艦ミサイルに狙われるリスクを、少しでも減らそうという意味合いがあります。
ふゆづきの前部5インチ主砲。
同じような意味合いで、ステルス性を考慮した角ばった形状をしています。
同じ岸壁に接岸していた、あたご型護衛艦「あたご」
弾道弾迎撃能力を有していると言われるイージス護衛艦で、有事の際にはこのあたごが弾道弾迎撃に当たっている間、ふゆづきが潜水艦や航空機からの攻撃を防ぐ役割を持つことになります。
三日目の最終日は、岐阜かがみはら航空宇宙博物館からスタート。
この施設は川崎重工を中心とした、航空機と宇宙ロケットの展示が中心になっています。
何と言っても一番の展示物は、アメリカから返却された川崎三式戦闘機「飛燕(ひえん)」の実物。
生産されたごく初期のもので、それだけでも価値があるのですが、各地で展示され史実とは違った塗装や部品が付けられていたものを、より現物に近い状態で再現したので、保護などの特殊な場合を除いて、塗装などは一切行われていません。
コクピット内の計器パネルや
落下式増槽などの展示も行われています。
飛燕関連の展示だけでも、一見の価値はあると思いますが、それ以上に航空機や宇宙関係の展示も充実しています。
三菱F−104「栄光」(←こだわる)制空戦闘機。
こいつが存在したからこそ、私が航空機マニアになったと言っても過言ではない戦闘機。
現在の何でもこなすマルチロールファイター(多任務戦闘機)からは考えられない、迎撃に特化した制空戦闘機です。
各務原基地で各種実験に用いられた、T-2練習機改造のCCV実験機。
機体の各所に付けられた翼を動かすことによって、真っすぐ飛んだまま左右を向いたり上下動しながらも機体は水平を保たりするなどの特殊な運動を試験するための機体です。
後ろに写っているのは、これもC-1輸送機を改造してSTOL(短距離離着陸)実験を行った、実験機「飛鳥(あすか)」の主翼とエンジンポッド。
今、小惑星「りゅうぐう」探査で活躍している「はやぶさ2」の実物大模型も展示されています。
最後に向かったのは、名古屋空港に隣接している「あいち航空ミュージアム」
こちらは三菱重工の機体を中心に展示されていて、戦後初の国産旅客機「YS-11」などを見ることが出来ます。
が、当日はテレビドラマの収録がされていて、あまり展示機を撮影することが出来ませんでした。
ちなみに零戦も展示されていますが、これは設計図を基に作られたレプリカで、映画「永遠の0」の撮影にも使われたそうです。
日本全国には、航空機関係の博物館がまだまだたくさんあるので、一度は訪れてみたいですね。
次は城巡り編を書きたいと思います。
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