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2019年07月31日07:52

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奪い合いになる市場競争を止めるしかない

「不況」は生産量が増えて、商品が余る状況になると起きます。今の市場制度では、商品が余ると仕事の奪い合いが起きて、倒産や失業者が増える「不況」に引き込まれます。全世界で国民が「不況」によって、生活を奪われ、犠牲にされています。

技術の進歩は仕事を楽にして、生活も豊かにしてきました。だが今の市場制度では、技術が進歩して商品が余ると、仕事の奪い合いが起きて、生活を奪われる人が出ます。仕事を奪い合う市場競争が国民の生活を奪うためです。

最初に不況が表面化したのは、イギリスの織物工業で1811年に「機械打ち壊し運動」が起きたことが知られています。商品を大量生産できる機械に仕事を奪われた労働者が機械を壊す行動を起こしたのです。

その後は技術の進歩と共に、不況の規模が大きくなっています。1873年には西欧や北米で大規模な不況が起きました。不況は消費が増えると納まった様になります。このため先進国では公共事業や軍備などの仕事を増やし、資源獲得のために植民地の獲得に力を注ぐようになって行きます。

この結果、1914年には先進国の間で、植民地を奪い合う世界戦争が起きてしまいます。だが、戦争が終わっても不況の問題は解決されません。戦争は技術を進歩させ、1929年には更に大規模な不況(恐慌)に引き込まれていきます。そして、1939年には第二次世界大戦に引き込まれてしまいます。

この間、先進国が経済進出したことで、鉄鉱、石油などの資源から、自動車、家電などの商品生産まで世界は市場経済で繋がる形になりました。また、生産技術も進歩し、どの産業でも商品が余るような状態になってきています。このため、世界が市場経済で繋がった形で「不況」に引き込まれるようになっています。

そして2007年には米国発の「世界不況」に引き込まれました。今もこの不況から抜け出そうと各国は、金融緩和策などで消費を支え続けています。だが今回は不況を抜けられない気がします。世界中の不況が酷く、生活難民が増えて、消費が減っていくため、不況を抜けられないのです。

経済成長するには今の市場制度が良いのです。仕事の奪い合いで投資をするため、経済を急成長させます。だが商品が余ると、仕事の奪い合いが激しくなり、倒産や失業などで、国民を犠牲にします。生産技術が進歩し、商品が常に余る状況になると「不況」を抜けられなくなるのです。

仕事の奪い合いが、企業倒産や失業者を増やす原因です。仕事の奪い合いを止めれば良いのです。その方法は、設備の能力や従業員数に応じて仕事を分け合う形にし、品質向上や無駄を削減する努力で、企業の収入が増えていく競争に変えたら解決できると思います。

「不況のない社会」には大部分の人が賛成すると思います。大切なのは、国民が参加した話し合いで、社会のルールを決めることだと思います。その為には、国民が産業別、職種別の組織を作って、改革案を検討して作成し、話し合いで決めるような社会(仕組み)にすれば解決できると思います。

2007年の世界不況で、2008年に財政破綻し、2012年には国が再建され、今では幸福度ランキング5位の国になっている国があります。人口33万人のアイスランドです。国民参加の話し合いが成功し、危機を乗り越えられました。その時、国民がどのようにして危機を乗り越えたか、教訓を知ることが大切と思います。

教訓になるのは国民が団結して、自国産業と国民生活を守るために、借金支配に勝ったことだと思います。小国だから団結(話し合い)できたのです。だが、日本でも出来ます。実現すれば人口の多さは強さになると思います。幸福度ランキングの高い国には教訓があると思います。調べて日本に生かすべきだと思います。

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