mixiユーザー(id:119042)

2019年06月02日16:24

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ウェアラブルエアコンG2T-N2

2〜3年前にKickstarterで入手しつつも、有効に活用できずしまったままにしてたものがあります。
コンパクトタイプの除湿機や冷蔵庫に使われるペルチェ素子を使って、首に装着し頚動脈を冷やすという製品です。
後継機や同等の製品は現在でも購入できるようです。見た目以外の違いは、バッテリー内蔵か否かという点でしょうか。

で、何がダメだったかというと、首後ろのメインユニット内部の基板がそこそこ発熱するため、内部に熱がこもり、夏に冷房で使用していると冷却効果以上に熱さが気になるという点。
そもそも頚動脈を冷やし血流を冷やすことで体を内部から冷やすという仕組みなので、長時間使えないのは問題です。
確かに使い始めてすぐは首周りが冷たくなるんですが、数分で冷たさに慣れてしまうので、首表面の冷却効果は実感できなくなるんですよねぇ。

これなら本当のエアコンのように冷風、温風を襟元から吹き出すようにした方が体感効果は得られやすいんじゃないかなと思ってしまいます。
ここまでコンパクトに出来るのであれば、既存の空調服やベルト装着ファンに組み込むのはそう難しくなさそうですし。


ともあれ、アーリーバード枠で多少安く入手できたとはいえ、このまま放置しておくのももったいないので、内部の熱を冷却ファンで放出するように改造してみました。

発熱するチップにはヒートシンクを貼り付け。
冷却ファンは無理なく本体に収まるようミニサイズのものを選びました。消費電力が少ない分、回転数も高くはありません。
排気口を開口するのも面倒なので、元々付いていたBluetooth接続用のスピーカーを外して、そこに2つの冷却ファンを設置しました。
というわけで、外見上は特に変化ありません。

冷房モードで10分ほど運転していると、排気口の温度が33〜34℃ぐらいまで上がりました。これは熱くなるわけです。
一応その温度で上げ止まりのようでしたが、真夏の外とかだともっと上がりそうではあります。空冷では冷やしきれないでしょうし。

肝心の効果のほどですが、まぁ改造前よりは多少はマシになったかなぁ、と。
ただ、十数分動かしていると排熱が追いつかず熱がこもってくるようで、結局、根本的な解決はできませんでした。


ここまでやっておいて何ですが、正直なところ、首を冷やすのであればコストパフォーマンス、体感効果的にも首巻タイプの冷却材や濡れタオルで十分だと思います。

いやー、可能性は感じる製品なので、数年経てば改良版が出るものと思っていたんですが、ままならないものです。
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