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2019年06月19日19:07
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🎤MACROSS CROSSOVER LIVE 2019 〜20190602 @幕張メッセ
６年振りのクロスオーバー、ワルキューレが加わった以外はあまり変化がないと思っていましたが、それは大きな間違いでした。
作品ごとにまとめる事によりそれぞれの音楽性が際立ち、同じマクロスのシリーズでありながら、どれもが個性的かつ素晴らしい音楽である事を再認識させられました。
オープニングは、ミリタリー感溢れる新規作画のアニメーションで幕を開け、ミンメイ＆バサラの「息をしてる、感じている」のアコースティック・デュエット.verへ。
予想外の映像と意表を突いたコラボに、最初っから鳥肌たちっぱなしでした。
そして、トップバッターは「マクロス」の飯島真理さん。
ミンメイと歩んだ長い歴史からか、愛おぼや天使の絵の具を歌う飯島さんの姿が、僕にはスクリーンのミンメイとひとつに見えました。
喉を一度壊してしまったため痛々しくも感じますが、故人への想いも込めたその歌声は、初代のみならず会場の各作品ファンにも受け入れられていました。
よく、マクロスのファンは優しいと言われますが、時代や年代を超えて想いをひとつにできるのが素晴らしいですね。
続く「７」の福山芳樹さんは、歌声だけで心に突き刺さった、僕にとって数少ないヴォーカリストのひとりです。
なので、ギンギンのロックもいいですが、アコースティックで響くあの美声がたまりません。
「一番尊敬するアーティストはビートルズでもなくクイーンでもなく、熱気バサラです！」という熱いトークも素晴らしかったです。
一方、相方のチエ・カジウラさん、今回は今までのクロスオーバー以上に気持ちが入っていたのでは？
会場がやや着いていけてないかなという場面も感じましたが、それはそれで自分を貫くチエさんらしい(笑)
声ミレーヌのふたり、桜井智さんと平野綾さんへ呼び掛ける気遣いに優しさを感じました。
前半戦のトリは、シークレット一番手の笠原弘子さん。
繊細なヴォーカルで歌い上げてくれたのは「�供廚量抄福△發Δい舛� Love You 。
OVAから２７年の時が流れても変わらぬ透明感。
とても素敵でした。
２０分の休憩を挟んでの後半戦、「Ｆ」は中島愛さんとMay'nさんがふたりで話し合って創りあげたという最高のステージ。
それがあまりにも凄すぎて…、こういうのを「神」と云うのかもしれません。
挨拶代わりにMay'nさんが巨大なシェリル・マークを背景に歌う姿も、愛ちゃんが会場を巻き込んでキラッする姿も、シェリルとランカそのもの。
新曲のGood job ! 等、ふたりのデュエットを中心に数曲歌った後は、サヨツバのクライマックスを生歌と生演奏、そして映像で再現するという奇蹟のセットリスト。
レコーディング当時に無茶ぶりした菅野さんの傍若無人振りを嬉しそうに語りながら、ランカの告白から始まり放課後オーバーフロー、娘々Final Attack、そして、サヨナラノツバサへ。
限界突破のハイキーでボルテージもマキシマム、会場もステージも歓喜の坩堝と化しました。
MCでは、放送当時にシェリルとして歌えているのか不安だったと１０年経って初めて語ったMay'nさん、それを受け止める愛ちゃん。
ふたりの想いと時が流れ強く結ばれた絆に、涙が自然と流れました。
最後に愛ちゃんが宣言した「Ｆ単独のライブをやるのが今の夢」という言葉、是非とも実現させてもらいたいです。
シンデレラと妖精がごりごりに上げたハードルに挑んだのは、「Δ」の戦術音楽ユニット・ワルキューレ。
クロスオーバーの参加で、名実共にマクロスの歴史に刻まれた彼女達。
みのりちゃんのMCの声がいつもより高い、かなり高い(笑)
メンバーみんな喜びが滲み出ていて、この日一番のパワフルなステージはＦとはまた違った振り切れ方で、もう何だか分からないカオスな状態になりました。
５人分の熱量という事もあるし、やっぱり若さですかね？
そしてお約束のサプライズとして、劇場版のタイトル「劇場版マクロスΔ 絶対LIVE !!!!!!」を発表。
「！」が６本ある理由を河森監督に直接聴く展開となり場内騒然、監督の「見てのお楽しみ」との言葉、そして６本を表す５本の指と１本のペンライト。
そのペンライトの色が「緑」だった事に、果たして意味があったのかなかったのか…、楽しみで仕方ありません。
みのりちゃんの「マクロスが１００年続きますように」という嬉しい言葉と共に、ワルキューレのお家芸、ルンピカのコール＆レスポンスで会場をひとつにして締めくくりました。
しかし、締め括られたと思った瞬間にもうひとりのシークレット、坂本真綾さんが降臨。
ワルキューレのステージに被せるように鳴り響いたトライアングラーのイントロで、限界まで上がっていた会場のボルテージが一気に爆発。
その女王のような圧倒的パフォーマンスに会場が酔いしれました。
アンコールで２曲のクロスオーバーの後、初代マクロスの早瀬未沙役、土井美加さんが出演アーティストひとりひとりを、キャラの名で呼び掛ける更なるサプライズが。
出演者を実名ではなくキャラ名で呼んだという事は、土井美加ではなく早瀬未沙として呼び掛けたと思うのですが、ここでひとつの可能性を考えました。
その声が早瀬未沙だとすると、彼女は劇中では２０１６年にメガロードで消息を絶っています。
ランカもシェリルもワルキューレも、ファイヤーボンバーさえも知らないはずの彼女が、その名前を呼び掛けていたのです。
つまりこれは、早瀬未沙こそ謎多き「レディM」の正体であり、２０６７年に生存している証だったのではないでしょうか。
最後は、初代マクロスの音楽を創った羽田健太郎さんの十三回忌を偲び、出演者全員で「ランナー」を歌う感動のエンディング。
「私が死んでも、歌は死なない」とは、こういう事なのかもしれませんね。。。
こうして、ライブビューイング合わせ一万数千人が想いをひとつにして、２０１９年のクロスオーバーは幕を閉じました。
〜ps.
一緒に行ってくれてありがとう。
ライブを楽しんでくれてありがとう。
おかげで最高に楽しかったよ。
最後に、家族への感謝でキーをおさめる事にします。
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