かなり前の話である。同じ社会科の教師で定年退職した人がいた。彼の自慢は天皇と同じ大学(学年)だったということで、生徒も「あの先生自慢ばっかり言ってる」と言ってたくらいだった。だがご学友だったからどうか、というのはどうでもいい。
彼の名前が変わっていたので、ある時「先生のお名前からすると裕福だったでしょう?」と言ったら上機嫌になりいろいろ話し出した。例えば「我が家から金沢駅まではずっと(自分の)土地だった」とかである。確かに学校の送迎は妻の運転するベンツだったし、宴会は羽織袴で来ていた。
年も離れていたし話して面白かったので自分との関係は悪くなかったと思う。
定年の年の4月「自分は最後だから××と○○の授業は持ちたくない」とか言い出して、最後のご奉公位きちんとせえよな、と思った。秋になり病休をとって出てこなくなった。職場の懇親会の世話役がお見舞いを持って行くと、病休は嘘で東京で再就職のために伝手をたどって企業巡りをしていた。
定年後東京へ行ったがしばらくして戻ったと聞いた。もっと詳しい話も聞いたが真偽のほどがわからないので書かない。
職場の3奇人と言われた一人である。
日本国憲法第2章第九条を守ろう!
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